格子越しに差し込む日差しの陰影が美しい。「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき…」と歌われた島崎藤村の初恋の相手「ゆふ」さんの嫁ぎ先、妻籠脇本陣奥谷の一室。

週末はちょっと遠出をしてきた。江戸と京を結ぶ中山道六十九次のうち、江戸から数えて四十二番目の宿場町「妻籠宿」から「馬籠宿」への約7kmの峠道を歩いてきたのだ。ハイキングする人の多くは下りが長い馬籠宿から妻籠宿のコースを3時間ほどかけて歩くということだった。みなが下りを選ぶなら…というわけでもないが、今回は上りのコースとなる妻籠から馬籠へと向かった。

途中の休憩処ではスペインから来たというグループに出会ったり、スウェーデンやスイスからの観光客などが歩いていたり…と、なかなか国際色豊かなコースであった。天候にも恵まれ、のんびり歩いたつもりが、気づけば2時間30分で馬籠宿。けっして健脚だからではなく、いかにせっかちな性格か、という証なのだ。


   古い町並みに桜がよく似合う。妻籠宿はまだ五部咲き。


   海外からの観光客が目立っていた休憩所。


   濃厚な栗餡汁の中に焼き餅が入った「ゑびや」(妻籠宿)の栗餡汁粉。


のんびりと中山道を歩いていた週末にwomoグルメ『ランチパスポートしずおか』第2弾が発売となった。本書で紹介されているお店のランチがすべて500円で食べられるという評判のグルメガイドである。

第1弾をお買い求めいただいた方は、今回も充実したランチを500円でお楽しみください!
第1弾では機会を逃してしまったという方は、第2弾をどうぞ!

  ≫womoグルメ『ランチパスポートしずおか』掲載店はこちらです。


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   ≫駿府城公園『今日の桜だよリ』
   静岡では小雨の中、散りゆく桜を楽しんだ方も少なくなかったようです。





            春眠の あざやかすぎし ゆめの彩

今朝ラジオを聞いていると耳に飛び込んできた。桜が散り始める今の時期にぴったりの一句だなあ。数回この俳句を反芻しながら、ネットで調べてみたら、稲垣きくのさんという方の俳句だった。有名な人なのかもしれないが、ぼくは初めて知った。今日は朝からちょっといい気分。

     【静岡人の二択】お花見、行きましたか?



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   ≫駿府城公園『今日の桜だよリ』






   教育会館から見下ろすお堀の桜。

昨日と今日の二日間、新卒採用の集団討論会を開催しました。グループに別れて、いくつかのテーマについて議論していただいたのですが、テーマによっては期待以上に盛り上がったグループも多く、その様子をみさせていただいた私たちも中身の濃い時間となりました。

「大学全入時代」「ゆとり教育」などを理由に、学力低下や内向き思考、主体性がたりない、○○離れ…などと報道され、なにかと分の悪い今の学生ですが、この二日間、じっくりと話を聞いみて、一人ひとりは個性豊かで、私たちの時代以上に、嗜好も思考も指向も多様で、魅力的な学生が多いように感じました。

盛り上がったテーマの一つが「ユーザーがお店に行きたくなるスマホのアプリを開発してください」というもの。どのグループでも共通に重要視していたポイントを紹介します。

 ①特典がうけられるポイントやスタンプを集める機能(スタンプラリーも)
 ②クチコミ機能(知らない誰かよりも知人のクチコミ。言葉だけでなく画像投稿も)
 ③動画コンテンツ
 ④現在地からお店までのナビ機能


 天候と現在地からあなたにぴったりのランチメニューをレコメンドするアプリや、
 現在地からお店までの距離をもとに徒歩の消費カロリーを表示して、
 メニューのカロリーと秤にかけてお店を選べる、という女性ならではのアイデアも。

集団討論会での議論を聞きながら、これから社会に出る若者たちに
大人たちはもっともっと期待していいんじゃないか、そう感じた二日間。
県内だけでなく、遠方からも参加してくれた学生のみなさん、お疲れさまでした。


【お知らせ】「womoビューティー」に、クーポン検索機能が実装されました。
 地域とジャンルからクーポンを検索できます!


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   ≫駿府城公園『今日の桜だよリ』




4月号静岡版は「東静岡」、浜松版では「きらりタウン浜北」を特集しています。

この春、東静岡の話題といえば4月12日オープンのショッピングモール「MARK IS 静岡」。
「MARK IS 静岡」には、148店舗のショップの中、132店舗が県内&市内初出店のお店です。
どんなお店が出店するのか、womo読者のみなさんは気になるところだと思います。

『womo4月号』の「東静岡特集」では、「MARK IS 静岡」のイチオシショップを
編集部がレポートしていますので、ぜひチェックしてみてください。
浜松版では、住みたい街ランキングの上位に入る「きらりタウン浜北」の特集です。

   ≫詳しくは「womoフクヘン望月麻希」のブログで!
 


【4月のお知らせ】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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 ≫歓送迎会のお店をwomoグルメからネット予約すると豪華宿泊券が当ります!

【2 大合コンイベント】
・4/19(金)ホテルセンチュリー×womoの「プレミアム合コン」開催
スペシャルゲストに「紅ママ」を迎え、この春、最高に愉快なイベントになりそうです!
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・5/25(土)リッチモンド×womoの「womoコン」開催
 焼津でも合コン初開催!駅すぐ&華やかなリッチモンドを会場に素敵な出会いを!
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【セ ミナー】
・春の自分磨きセミナー浜松で開催

静岡で好評だったビューティーアップ&マネーセミナーを浜松でも開催!
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   ≫駿府城公園『今日の桜だより』





3月から始まった就職支援財団理事長・満井義政さんのインタビューノートが、今回で最終回となりました。「インタビューノート」の正式タイトルは「ひと月にひとりの物語」。原則として毎月ひとりの方を3回に分けて紹介する企画なのですが、今回は特別に2ヶ月にわたって公開させていただきました。

当初一時間を予定していたインタビューが大幅に伸びてしまい、結局2時間に。「文字数が多すぎます」と言われている原稿量は、今回、さらに超過してしまったわけです。それはそれとして、まずは用意していたすべての質問にきちんと答えていただいた満井さんに、あらためて感謝したいと思います。

今回、満井さんの元で仕事をさせていただいた頃のことを久しぶりに振り返って気づいたことは、当時、社長である満井さんから具体的な指示を受けた記憶がないこと。では、どうやって仕事の方向性やら行動計画やらを作って実行していたのだろう?と不思議に思うのですが、今回のインタビューの中でも触れていますが、やはりやりたいようにやっていた(やらせていただいた)、としか思えない。

現実には満井さんの手の上で…ということなのだが、そんな風土を作っていた満井さんには、経営者としてまだまだ学ぶことが多いと実感しました。我が身を振り返ると、細かな仕事にまで口を出し過ぎ。これではみんなやりにくいだろうなあと思いました。反省しなくては。

それから今回のインタビューでは、アルバイトタイムスさんが店頭公開するに至った背景やその後についてお聞きできませんでした。いつか機会があれば、そのあたりについてもぜひお聞きしたいですね。


※インタビューノート「就職支援財団理事長・満井義政さん」
 (1)を読む / (2)を読む / (3)を読む / (4)を読む / (5)を読む 

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  ≫駿府城公園『今日の桜だよリ』





   カフェの窓の外で踊るシザーハンズ。

午前中はプールへ。最初の500mがつらくて息を切らしていると、隣のコースで泳いでいたおばさんから「泳ぎだしがきついのよね」とさりげなくエールを贈られる。そのひと言で、なんとか1500m。午後は、県立図書館で資料を借り、隣の県立美術館の図書室へ。そしてカフェで『骨董鑑定眼』 (青山二郎、ランティエぎょう書) を読む。先週、先々週と宇野千代白須正子の語る青山二郎論を読んでいて、今日、ようやく青山二郎本人の文章に取りかかり始めたのだが、あまりにも抽象的でつかみどころがない。まあ、ほとんど知識がないのだから仕方ないと思ったが、かの松岡正剛も千夜千冊にこんなことを書いていた。

青山二郎がほとんど解読可能な文章をのこさなかったのも、やりにくい。…いろいろ書いているが、すこぶる暗示的か、別のことを書いて煙に巻くような見立て文なのである

夕方からは静岡大学人文学部小ニ田先生の研究室の卒業生追い出しパーティーに出席。小ニ田先生の実兄のバンド演奏もあり、なかなか楽しい演出だった。「誰かの言葉で、世界を語る…」という歌詞ではじまった最初の曲は(正式なタイトルは不明)、これから社会に出る卒業生にはぴったりの贈る言葉になったのではないかな。生徒たちが自分の言葉で世界を語れるようになることこそが、教師の喜びだろう。



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    県立美術館プロムナードの桜は五分咲き。

womo副編望月さんとSOLアイアーキテクト山本社長とわたしの三人で、先日名古屋に出張した際、名古屋城を見学した。城内に展示されていた信長、秀吉、家康を前にして、三人の中で誰が一番好きか、というお約束の質問となったのだが、このときは三人揃って「やっぱりおもしろいのは信長だねぇ」という答えで一致。

信長は力で世の中をひっくり返(改革)した暴れん坊のイメージがあるが、茶の湯の茶器をブランド化して一国の領土よりも高い価値を持たせるなど、大胆な発想力も魅力である。

そのあたり、今週から【日刊いーしず】に登場した静岡大学名誉教授・小和田哲男先生のコラムをぜひご覧いただきたい。第1回は、ズバリ「織田信長と豊臣秀吉の発想力」。タイトルは『戦国武将から学びとりたい10のポイント〜できる武将の経営術』(初出:『SERIまんすりー』静岡経済研究所発行)です。歴史を楽しみながら、仕事にも活かせる小和田哲男先生のコラムを、どうぞお楽しみください。



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このところ『やきもの見方・見分け方百科』だとか勝見充男の『骨董屋の盃手帖』といった類いの本を眺めていたこともあり、今日は「ガレージセールで3ドル(約290円)で購入した器が中国の北宋時代の逸品と判明、約220万ドル(約2億1千万円)で落札」(日経新聞)というニュースを楽しく読みました。

巡りめぐってそんな器が手元に転がり込んでくれば、
それを飾るにふさわしい家を建ててしまいたくなるかもしれないですね。
器は、時に愛車であったり、レコードであったり、茶事であったり…と人それぞれ。
そのような大切なものを手にした時、それらがしっくりとおさまり、
居心地のいい家で一緒に暮らしたくなるのが素直な気持ちというもの。
そして、誰にとっても一番大切なものといえば、何と言ってもご家族です。

フリーマガジン住まいラボ vol.13春・夏号』が発行となりました。


今号の特集は『行ったらわかる♪ 厳選モデルハウス』。
気軽に見学しながらためになる『モデルハウスの歩き方』を紹介しています。
古材、地元木材を使用したモデルハウスから、屋上庭園のあるモデルハウスまで、
さまざまな物件を取材しました。
定番の住まいのお宅拝見レポート、快適に生活するための工夫や、省エネ・耐震設備など、
各住宅会社ならではのポイントも見どころです。
西部東三河版は、今号より東三河地域の工務店様も紹介しています。


・駅やスーパー、ショッピングモールなどに置かれたラックで配布中。
・PCから閲覧できる「eブック」でもご覧いただけます。
 【東部版】http://mixpaper.jp/scr/viewer.php?id=514a956393170
 【中部版】http://mixpaper.jp/scr/viewer.php?id=5146a335ea8a1
 【西部版】http://mixpaper.jp/scr/viewer.php?id=514a83aba5c2e

静岡、東三河の新築・一戸建て・注文住宅・リフォーム会社を探すなら住まいラボ』!
 

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ランチの看板メニューがワンコイン(500円)で食べられる「ランチパスポートしずおか」が、今朝の朝日新聞で取り上げられました。こちら ↓ ↓


昨年11月に発行した第1弾の反響が予想以上に大きく、参加店の昼時は「ランチパスポートしずおか」を持参したお客様で賑わう場面にわたしも何度も遭遇。かくいうわたしの片手にも「ランチパスポートしずおか」が握りしめられていたわけですが。

ランチパスポートしずおか」第2弾は今月30日に、4月13日には浜松版第1弾が発行となります。各1万部限定!

気になっていても入ったことのないお店や、新しいお店の開拓を、ワンコイン500円で!
ランチパスポートしずおか」で、毎日のランチがとっても楽しくなります!ホントです!

 ≫ランチパスポートの最新情報は「ランチパスポートしずおか編集部ブログ」で!



  

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     ≫駿府城公園『今日の桜だより





今日も快晴。丸子にあるカフェを併設した陶芸教室を見学にでかける。ついでに宇津ノ谷峠を散策。静岡側から登り、帰りは岡部側から明治トンネルを抜けて宇津ノ谷集落へ。


宇津ノ谷集落の桜も、ご覧のとおり。今日、静岡市は開花宣言が出されたらしい。


心霊スポットにも数えられている宇津ノ谷峠の明治トンネル。トンネルの中で、人声が聞こえるのだとか。レンガ造りの静岡側出口を写真に撮っていると、たしかに遠くから人声が聞こえてくる。幽霊の声にしては、少し力強い。カメラから目を離し、そっと後ろを振り向くと…、そこには元気な中高年ハイカー多数。まあ、他人からみれば自分も同じ仲間に見えるのだろうな…。

白州正子の『いまなぜ青山二郎なのか』(新潮文庫)を読む。先日の宇野千代『青山二郎の話』の後に『天才青山二郎の眼力』(新潮社)も読んでいて、このところすっかり青山二郎づいている。それでも、つかみどころがないのが青山二郎である。

宇野千代の本は初めて読んだのだが、噂に違わず彼女の女子力は相当に強いねえ。白州正子と比べてしまったせいか、宇野千代の素直さ、かわいらしさが際立って感じられる。宇野千代が恋愛に関して活躍したという話もうなづける。それにしても、いまなぜ青山二郎がこんなにおもしろいのか。



≫eしずおか『今日の桜だよリ』




午前中はプール、1,500m。水泳場横の寒桜がいよいよ満開だ。


昨日は、分子生物学者の福岡伸一氏の講演「フェルメール~科学と芸術の間に」を聞きにいく。昆虫オタクだった福岡少年は、両親からプレゼントされた顕微鏡に興味を抱く。こんなすごい機械を自作し微生物を観察した最初の人は誰なんだろうと、たどり着いたのがオランダ・デルフト生まれのアントニ・ファン・レーウェンフックである。

そのレーウェンフックの家から、わずか200メートルほど先の絹織物職人の家に同年に生まれたのがフェルメール。フェルメールの正確な遠近法などの絵画技法にカメラ的な技術が使われていたとすれば、それは、幼い頃から友人であった(に違いない)レーウェンフックのアドバイスによるもの…昆虫少年がフェルメールへとたどり着く展開は、みごと。そこからは一転して、“動的平衡”についての話だ。『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)のおさらい。

今回の福岡伸一氏の講演は、16日から開催される「フェルメール光の王国展 in Shizuoka」に先駆けてのもの。行方不明の作品『合奏』も含めてフェルメールの全作品37点が、デジタルリマスタリング技術で原寸大で再現されている。フェルメールファンでなくても、これは見に行かなくては、である。

 ・「フェルメール光の王国展 in Shizuoka」3月16日(土)〜4月7日(日)
  http://www.vermeer-shizuoka.com

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・平野斗紀子さんのコラム「たまらん編集余話」更新されました。
置いてけぼり一人、彼岸に思うこと」を読み終えて、今は次号が待ち遠しい。





先般、womoでご案内してきましたイベント「womo主催 春の自分磨きセミナー」を開催しました。会場のワインバル「HAGU」さんに28名のwomo読者さんが参加。テーマは、「美・食・学び」。POLAさんによるビューティーアップ講座やファイナンシャルプランナーの安藤絵理先生によるお金の上手な貯め方や殖やし方講座、そしてみなさんがきっとお楽しみにしていたデザートビュッフェも味わっていただきながら充実したセミナーとなりました。
お忙しい中、ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。
次回のセミナーも、ご期待ください!


4月19日(金)には「センチュリー静岡×womo プレミアム合コン」を開催します。
いまからなら、まだ間に合います!こちらもどうそお楽しみに。



タグ :イベント

就職支援財団理事長・満井義政 さんのインタビュー
* (第1回)を読む / (第2回)を読む / (第3回)を読む 

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就職支援財団理事長・満井義政 さんのインタビュー第4回目が公開されました。



先週、アルバイトタイムスの垣内社長が来社されたときにも「満井さんのインタビューを楽しく読んでますよ。わたしも初めて聞く話が多くて…」という話題に。満井さんの創業した会社の現社長さんからそう言っていただけるのは、うれしいですね。

垣内社長によれば、現在のアルバイトタイムスさんの社員も、創業者の満井さんのお話を聞く機会はほとんどないようです。わたしも社員として勤務していたときは、実務以外で社長と話をすることはほとんどなかったですし、社長と社員の関係というのは、良いか悪いかは別にして、そもそもそういうものなのかもしれないなあ…などと、垣内社長とお話ししながら考えました。

アルバイトタイムスさんの若い社員が一人でも今回のインタビューを読んでくれて、「うちの創業者の満井さんて、こういう人だったんだ。人材ビジネスを通じて本気で世の中を良くしようと取り組んでいたんだ」と知るきっかけになったなら、それだけで今回のインタビューに及第点をあげよう。

今回公開された第4回目では、社会人になった若者が直面する問題や悩みと、その原因についてお話を伺いました。満井さんの言葉がアルバイトタイムスさんの若い社員の何かの気づきになれば幸いである。

≫第4回「石の上にも3年」で生まれる自立心




今日の静岡市は、気温22度。くしゃみが止まらず。午前中、「ブ」に本を持ち込む。47冊で1,230円也。内10冊は値がつかず。午後は、県立図書館へ。明日の読書会でとりあげる『リーン・スタートアップ』(日経BP)を読む。これから起業する人向けの内容と思っていたが、企業内における新商品の開発や事業の立上げ時にも参考になる。

本書の中で、こんな事例が紹介されている。100通の手紙を封筒に封入する作業を行うとする。これには二つの方法がある。一つ目は、100通の手紙をすべて折ってから、次に封入して、最後にまとめて宛名シールと切手を貼る方法。もうひとつは、1枚折っては封入し、宛名と切手を貼って1枚ずつ仕上げていく方法。

私もそうだったが、多くの人が間違える。早いのは、一見非効率に思える後者の方法なのだ。信じられない方は比較した動画があるので、自分の目で確認していただきたい。


前者は、途中まで処理した封筒を並べたり、積み重ねたり、動かさなければならないが、その時間は直感では算入されていない。また同じ作業を繰り返すほどに習熟するはずという思い込みもあるが、このような作業の場合、全体的なパフォーマンスに比べて、部分のパフォーマンスは影響が小さい。また、せっかく折った手紙が封筒に入らなかった場合、前者は発見までに多くの時間を費やしてしまうが、後者であれば、作業を始めると同時に気づき、すぐに修正できる。

封入という簡単な作業であればわかりやすいが、日常の仕事の中にも同様のリスクはあちこちに潜んでいる。それぞれバッチスケールが時間単位であったり、日単位であったり。仮に週単位の仕事で課題発見が遅れれば、1週間分の時間とコストと労力が無駄になる。それがもし月単位の仕事だったりしたら…、そんなことは誰も考えたくないだろう。

いかにバッチサイズを縮小するかが、リーン方式の要なのだ。そして、足りない部品はまとめて大量に発注するのではなく、究極的には1つ足りなくなれば、1つ注文する。そうすれば在庫も極小化できるし、変更もしやすい…のである。
それにしても400ページは多いなあ。


先日、静岡市民図書館で小林秀雄の講演録のカセットテープを見つけた。カセットテープからMP3に変換する方法を会社のスタッフに教えてもらい、後は変換用の機材をAmazonにポチするだけだったのだが、なんと県立図書館には最近CD化された同講演録資料があるではないか。無駄な出費も抑えられたうえに、音質もいいはず。花粉に加えて黄砂も舞い散る中、県立美術館まで来てよかった。



駿河区役所近くの南部図書館へ。ここは、視聴覚資料が充実している。今日は、「風姿花伝」「南方録」「茶の本」、それから吉行淳之介の『驟雨』の朗読CDを借りる。落語のCDもたくさんあったが、今日はガマン。

先週、静岡市立図書館のホームページがリニューアルした。デザインは洗練されているとはいえないが、必要最低限の機能とコンテンツだけのシンプルな作りは誰でも迷うことなく使え、好感が持てる。最近、Amazonと併用しながら、静岡市図書館の利用頻度が増えている。正確には知らないが、一般の書店より蔵書も多く、視聴覚資料も揃っている。ネットで資料検索し、お目当ての本を近くの図書館に取り寄せることもできる。これが、ことのほか便利なのだ。


さすがに人気の新刊書籍は予約が重なり待たなければならないが、市場で絶版になっている過去の名著や少部数の希少本など「まさかこれはないだろう」と思った本も、試しに検索してみるとかなりの確率で揃っている。
さきほども、林屋晴三の『銘碗を観る』を早速予約。これも、まさかの一冊。
静岡市立図書館、恐るべし…なのだ。





図書館からの帰り道、久しぶりにmiwaカフェに寄ると、おしゃれなカフェミュージックが流れていた。「これ、クレモンティーヌなんだ」「年末にも来日していたし、最近仕事の中心は日本だね」などと話していると、彼女のやさしくハスキーな声でこんな歌詞が流れてきた。

 「Bon Bon Bakabon Bakabo bon…
 (ボン ボン バカボン バカボボン…)

クレモンティーヌの歌う「天才バカボン」は、やさしく子守唄のよう。「バカボボン」もかわいい。フランス語で歌われる時がくるなんて、バカボンもびっくりしているだろうなあ。さすがmiwaカフェ。単なるカフェミュージックなんてかけないのだ。miwaカフェは“これ(だから)いいのだ。”



花粉症全開

今日は豊橋へ。気温20度。一日中くしゃみが止まらない。手洗いの度に鼻うがいをして、鼻孔の粘膜にはりついた花粉を何度も水で洗い流したのだけれど、ちっとも効き目がない。意志に反して湧き水がごとく勝手に鼻水は垂れるし、目はカユく、眼球に傷がつきそうなほど強くこすってしまう。今シーズンで、一番つらい一日となった。

豊橋市役所横の豊橋公演内にある吉田城址。昼休みにお弁当を食べている市職員らしき人がちらほら。お弁当を食べるには、静かでいい休憩スポットである、花粉症でなければ。


こちらは豊橋名物の路面電車の中。お隣に座ったご夫人もくしゃみがとまらず、二人で苦笑い。帰りに、豊橋駅前で歩きながら大きなくしゃみをすると、横からさっとティッシュを差し出される。「グッドタイミングです」とお礼を伝えると、マスクをした女性が目元でにこりと笑顔を返してくれた。この笑顔で今日のひどい一日から救われた気分に。

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【静岡人の二択】たいやきは、どっちから食べる?


えっ、Facebookの次に「たいやき」? 3月8日は「たいやきの日」なのかと、wikiで調べてみたが、そうではないらしい。…が、そこでこんな説明文を発見した。
元々しっぽは指でつまんで食べるための持ち手であり、最後に捨ててしまうものだったので、餡は無いのが正式である」。
突如、しっぽは「持ち手説」が浮上したが、それはさておき、静岡人の主流は、あたま派?それともしっぽ派?…どちらなのか。ただいま5票対5票。接戦です。

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先日出かけてきた「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」展。会場は、パナソニック汐留ミュージアム。1959年に毎日出版文化賞を受賞した写真集『日本の民家』から、約70余点を紹介している。


「京・山城」からはじまり、「大和・河内」「山陽路」「四国路」「西海路」へ。九州から一気に本州北端の 「陸羽・岩代」に移り、再び「武蔵・両毛」「信州・甲州」と南下。最後は二川幸夫の民家の旅の起点といえる「高山・白川」。

雪や台風対策、地域の産業など、風土や生活に根差した地域ごとに統一感のある家のカタチが美しい。数年前に出かけたイタリアの「アルベロベッロ」を思い出す。建築写真家の二川幸夫については『GA日記』(こちら)にも書いているが、今回初めて彼の写真展を観ることができ貴重な機会となった。

・地元工務店を探すなら「静岡 住まいラボ」
 http://www.sumailab.net

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青山二郎の話

午後、吉田川沿いに悠木の森を目指して散歩。途中、梅の花がちょうど見頃。乗馬場まで歩いたところで肌寒くなってきたので、今日はそこまで。


「高等遊民になるにはどうしたらいいのか」と高一の娘が聞くので、人並み外れた知識と不自由のない経済基盤が必要になるよと話す。前者は自分の努力で身につけることはできるけど、後者についてはあなたの家では期待できない。早くに自分の力でなんらかの成功を収めることができれば、それらしき生き方はできるかもしれない、と答える。「ふ〜ん」という返事。

昨日から宇野千代の『青山二郎の話』(中公文庫)を読んでいる。白州正子や小林秀雄などの関連本に、青山二郎という名前はしばしば登場する。彼らの先生的な存在として、多くの影響を与えていたらしく、どんな人物なのか気になっていたが、断片でしかわからない。本人は作家でも評論家でもなく、いくつかの装丁画を描いたほかは、仕事らしい仕事にもついていなかったことにもよるのだろう。

青山二郎の周りには多くの文学仲間が集まっただけでなく、骨董における鑑識眼は天才的と評された。そして、青山から麻布にかけての大地主の家に生まれ、叔母はクーデンホーフ・カレルギー伯爵夫人光子という家柄。まさに高等遊民である。そんな青山二郎がどんな人生を歩んできたのか、生前の青山二郎と交流のあった宇野千代自身が、彼のつきあいのあった人物を訪ね、彼の日記から記したのが『青山二郎の話』である。

読めば読むほどに彼の振る舞いには驚かされるが、それは彼だけでなく徹底して非情で不徳な兄・民吉にしろ、オットセイ丸という怪しい薬を売っていた父・八郎衛門にしろ、青山一族はみな桁外れに変わった人間の寄り集まりだった。そのひとつひとつのエピソードが、とにかく常人の想像を超えていて面白い。それから、高等遊民として生きるということは、大きな孤独を抱えながら生きることでもあるらしい。

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タグ :青山二郎

午前はプールへ、1,500メートル。息継ぎで水面から顔を上げるたびに、天井の明かり取りの窓からさす陽射しが、ゴーグル越しに眩しく、暖かく感じられる。もう3月、春なんだなぁ。陶芸教室の先生から焼き物が焼けたという連絡があり、昼過ぎに取りにいく。湯呑みを作るつもりが小鉢になってしまった顛末はこのブログに書いたが、どんな姿に焼き上がるのかと待つ間の、期待と不安が交錯する時間もまた楽しい。


黒い釉薬で仕上げた小鉢。茄子の焼きびたしや煮物料理で使えそう。


陶芸教室に出かけたついでに、コピーライターのKさん大絶賛の映画「レ・ミゼラブル」を観る。オスカーを受賞したアン・ハサウェイはもちろんだが、エポニーヌがよかった。「On my own」が切な過ぎる。



26日に『eしずおか』ブログのシステムがリニューアルしました。さっそくアクセスアップに利用できる新しい機能を試してみようと、せっせとカテゴリー整理の続きをしようとしたところ、なぜかおかしなクシャミが止まらない。…カテゴリ分類は、細か過ぎても見やすさを損ねてしまう。さじ加減がポイントのようです。

 ※詳しくはこちらを参照ください ↓ ↓
 ≫「eしずおか」ブログのシステム変更による新機能について
 ≫ブログのアクセスを増やす!カテゴリ分類のすすめ
 ≫「関連記事」で回遊性アップ

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womo3月号』が発行されました。



静岡版は「イマどき 女子会特集


浜松版は「富塚エリア特集



詳しくは、womo副編集長望月麻希のブログ「ヨイモノ オスソワケ。」をご覧ください

【アンケート】読者の声大募集!!
womo5月号では、「静岡女子のライフスタイル特集」を予定しています。
ぜひみなさんの声を届けください。抽選でQUOカードももらえます。
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海野 尚史 HISASHI UNNO

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