2015年にウッドデザイン賞を受賞した「清水障害者サポートセンターそら」の見学会に参加してきました。ウッドデザイン賞は林野庁の補助事業で、木の良さや価値を再発見させる製品や取組を、消費者目線で評価・表彰する制度。

案内役は、この施設を設計した建築士の酒井さんと永田さん、そして同施設理事長の山本さん。「清水障害者サポートセンターそら」は、地域防災拠点の機能をも兼ね備えた、障がい児(者)の方のための通所施設。さまざまな障害を持った人にとっての使いよさと心地よさを第一に考え、どんな建築がそれらを実現できるのか、検討されたのだそうです。

その解が、地域木材を使った大きな木の家。県内の建築士が設計し、県産材を使って地元工務店が施工し、地元の大工の技術によって完成した木造平屋(在来工法)の施設は、大きな屋根を支えている木造のトラスをはじめ、空間全体がとても美しい。また、環境や健康にも配慮した最新技術の採用により、建物全体にやさしく心地いい空気が流れていました。
 
 今回の見学は、地元の建築士や造園家、製材業、インテリアデザイナー、そして文化財の修復を手がけている方などが参加している「平成の長屋実行委員会」の定例会。この会では、地域の空き家と地元木材を使い、地元の人材の力で、地域社会に新しい価値を創造する取り組みを模索しています。この活動から、どんなことが生まれていくのかとても楽しみです。




・家づくりのパートナー探しをサポートする「イエタテ相談カウンター」
  http://www.sumailab.net/counter/index.html
 ・静岡、三河の地元工務店を紹介する「イエタテ」
  http://www.sumailab.net/






サンク・デザインオフィスの社長で、雑誌「Baratee」(バラッティ)編集長としても活躍している孕石直樹さんにお話を聞いてきました。

26歳という遅い年齢でデザイン業界に入り、その後営業を学び、32歳でサンク・デザインオフィスを設立。業績は伸びたものの、自分の中から聞こえる「お前はこのままでいいのか」という問いへの回答として、2008年に自社発信のフリーマガジン「Baratee」を創刊したのだそうです。孕石さんが37、8歳の頃。

仕事に追われる周囲の大人たちの辛そうな姿を見て、「大人をステキにしたい」「若い人に〝あんな大人になりたい〟と目標にされる大人が増えれば、きっと静岡はもっとおもしろい街になると思ったし、自分もそう思われる大人になりたい…」、雑誌「バラッティ」にはそのような思いも込められていました。雑誌名の「バラッティ」とは、〝大人をバラエティアップする〟という編集コンセプトからの命名。

雑誌「バラッティ」の生まれた経緯のほか、孕石さんの最近の課題という「これからの働き方、会社の作り方」などについてもお聞きしました。

この時のお話は9月のインタビューノートで公開する予定です。

 ・インタビューノート
  https://interviewnote.jp/






先日「イエタテスタッフ日記」でご紹介させていただきましたが、静岡への移住を希望される “未来市民”のサポート窓口『いいねぇ。静岡生活 ~ 移住相談窓口』を、弊社が常設する「イエタテ相談カウンター」に設置致しました。

いいねぇ。静岡生活 ~ 移住相談窓口』は、人口減少対策を推進する静岡市の移住促進事業のひとつ。民間企業の「移住相談窓口」の設置は、「イエタテ相談カウンター」が市内初の試みとなります。

主な業務は、首都圏などから静岡市へ移住を希望されるお客様のマイホーム探しのサポート。静岡市での生活の基盤となる大切な家探しを、土地勘のないお客様の希望に添いながら、静岡県中部地区の住宅会社さんを紹介させていただきます。

移住相談窓口では、静岡市への移住に関するパンフレットも設置、配布中。未来の静岡市民候補でもあるお客様の「いいねぇ。静岡生活」実現をサポートできればと考えていますので、ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。


<イエタテ相談カウンターについて>
イエタテ相談カウンターは、 静岡県中部地区で家を建てたいと考えている方が、希望に合ったベストパートナーを見つけるための、対面式無料相談&紹介サービスです。

約100社以上の住宅会社の情報が集まる「イエタテ」が、地元の工務店を中心に、 あなたの希望に合った住宅会社を厳選してご紹介します。

・「イエタテ相談カウンター」の詳細についてはこちら↓
 http://www.sumailab.net/counter/index.html

・静岡市の移住・定住情報サイト「いいねぇ。静岡生活」についてはこちら↓
  http://shizuoka-seikatsu.jp/






最高気温30度以上を「真夏日」、35度を超すと「猛暑日」ということを、今日知りました。こんなに暑い日に外を歩くのは、体によくない(テキサスからやってきたルーディもそういっていた)。ということで週末は冷房が効いた中で『千駄木の漱石』(筑摩書房)を開き、団子坂や根津神社、谷中墓地、郁文館中学など、漱石が散歩したと思われる千駄木、根津、谷中あたりを、Googleマップ上でウォーキングしながら過ごしました。なかなか快適。

著者は森まゆみ氏。ご本人も千駄木のご近所文京区動坂出身で、地域雑誌「谷中・根津・千駄木」(谷根千工房)の編集人だけあって、明治のころの千駄木周辺が現在どのような街になっているか、詳しく紹介しています。「漱石の書いたもので一番好きなのは書簡」という森まゆみ氏。「千駄木で豚狩りをして遊びます」「船へ乗って月を見て美人の御酌でビールが飲みたい」「千駄木は嫌いだから去らぬ」などなど、手紙の中では小説以上にユーモアのセンスが増している…。

『千駄木の漱石』は、日露戦争をはさむ明治36年から39年の約3年の間暮らした本郷区駒込千駄木町五十七番地の借家での漱石の暮らしぶりを伝えています。そういえば今から3年前、明治村に出かけたときに見学した家が千駄木の家であることを、読後に思い出しました。この家で生まれた「我が輩」も明治村に引越しています。

 ・夏目漱石内坪井旧居(熊本)
  http://unno.eshizuoka.jp/e1555930.html
 ・『漱石山房』夏目漱石の家(早稲田)
  http://unno.eshizuoka.jp/e1081704.html
 ・「夏目漱石の美術世界」展ー漱石の頭の中
  http://unno.eshizuoka.jp/e1122630.html





2017年度新卒〈夏採用〉始めましたーしずおかオンライン





しずおかオンラインでは、2017年卒業予定の新卒の方を対象に、【夏採用】を始めました。しずおかオンラインという会社が“何を目指しているのか”については、こちら(↓)のアニメーションで紹介しています。



わたしたちは、街と生活者をつなぐ手段として、地域の生活情報を扱う出版やフリーマガジン、ウェブメディア、スマートフォンアプリ、イベントなどを運営しています。

そんなわたしたちの大きな関心事は、日本(もちろん静岡県も)の人口が減少し、街が縮小していく時代に、私たち一人ひとりが、今日よりも豊かな暮らしをどのように実現していくのか、ということ。

時代の変化にあわせてわたしたちの仕事も、たんに地域メディアを作って運営するということから、地域に眠っている資源を発見・活用して、地域の価値(魅力)を高めるために何ができるのか、を考え、実行することに変わってきました。そしてそれは、自分たちの暮らす街の中に、日々の暮らしに、幸せを実感できる瞬間を増やすこと、であると、わたしたちは考えています。

“そのような仕事に自分も参加してみたい”という学生さんの応募をお待ちしています。


▼詳しい情報はコチラのリクナビページからご確認ください。
https://job.rikunabi.com/2017/company/top/r673130090/
▼しずおかオンライン採用サイト
http://www.esz.co.jp/recruit/index.html

会社説明会の開催も決定致しました。
・8月16日(火) 13:30~15:30
         15:50~17:00
 会場 〒420-0857 静岡県静岡市葵区御幸町3番地の21
    ペガサート 演習室4にて☆


【夏採用】のOpenES〆切は8月26日まで





海野 尚史 HISASHI UNNO

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