『1Q84 BOOK3』

『1Q84 BOOK3』読了しました。
『ハリーポッター』シリーズが完結した後、久々に出版界に明るい話題を提供した村上春樹の『1Q84』。『1Q84 BOOK3』は初刷り50万部でしたが、すぐに増刷が決定し90万部となったようですね。

会社の近く、呉服町(静岡市)の谷島屋書店さんの書店員さんに販売状況を聞いたところ「当店では、発売2−3日で売れ切れました。入荷数は、たしか200部だったと思いますが、300部だったかも?」とおっしゃっていました。

90万部、近くの書店でも完売した『1Q84 BOOK3』。身近なところでは、どのくらいの人が読んでいるのでしょう。気になって、先日社員が集まった場で聞いてみたところ、30名中5名の社員が『1Q84 BOOK3』を購入していました。購入率16.6%。

出版の仕事に携わっていながら、仕事以外の本について社員同士が語っている場面にそれほど出会う機会がなく、わたしとしては寂しい気もしていたのですが、少ないデータですが全国平均よりは高そうなのでちょっぴり安心しました(笑)。




4月の後半に観た映画は2本。浅野いにおの同名のコミックを映画化した「ソラニン」@movix清水と、2009年の東京国際映画祭で上映された北欧ミステリー映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」@シネ・ギャラリー。

ソラニン」を観ようと思ったのは、文化系トークラジオLife番外編でのチャーリーこと鈴木謙介氏と「ソラニン」を監督した三木孝浩氏の対談の中での「自分たちの世代(チャーリーは30代前半かな)の学生時代の雰囲気が、そのまま映像になっている」という発言に興味を惹かれたのがきっかけ。彼ら(30代)の学生時代というものを垣間みてみようか…と。

で、実際に観た感想ですが、大学時代の友情、恋愛、就職などのテーマはいつの時代においても不変ですから、この映画を観て「自分たちの頃と同じ、何も変わっていない」と感じるのはチャーリーの世代だけではないと思いますが、宮崎あおいはじめ映画登場人物達のファッションや部屋のインテリアや小物、各シーンで流れる楽曲などが、90年代から2000年頃にかけて学生生活を送った人たちの共感?を呼ぶのかもしれません。

登場人物達は軽音サークルのメンバー。実は、私自身も学生時代に曲がりなりにも軽音サークルに所属しておりましたので、登場人物たちと当時(80年代前半)のサークルのメンバーが重なってみえる部分もありました。卒業を迎える時期になって、選択肢として“プロ”の道を思い描いてしまうヤツが一人や二人いるのも昔も今も変わりませんね。

終盤の宮崎あおいのボーカル姿は新鮮で素敵でした。

もうひとつの映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」は、チラシの絵柄にひいてしまいましたが、北欧発のミステリーというところに興味があって観てみました。内容は、さまざまな方がレビューを書いているのでそちらを参照してください。3部作の1本目。次作も期待したいですね。

「ソラニン」公式サイト
http://solanin-movie.jp/

「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」公式サイト
http://millennium.gaga.ne.jp/



MEMORO「記憶の銀行」第一回オフィシャルセミナーに参加してきました。

・MEMORO「記憶の銀行」
 http://www.memoro.org/jp-jp/index.php

会場のカメリアという特別養護老人ホーム(東京都江東区亀戸)のホールの一角に約50名ほどの参加者が集まり、MEMORO「記憶の銀行」日本支部代表のチンツィア・ドルチーニさんと同支部のみなさん、そしてイタリア本部からは創立メンバーの一人でもあるLuca Novarinoさんから、MEMORO「記憶の銀行」の活動の主旨と同活動への参加の呼びかけなどについて説明がありました。

MEMORO「記憶の銀行」は、2007年にイタリアで生まれた非営利のオンライン・プロジェクトで、主に70歳以上の方の記憶を収集し、1970年以前の思い出を約5分間の動画にまとめて公開する活動。

戦争体験をはじめとして失われていく先人達の記憶を若い世代に伝えていくことが、世代間のつながりが希薄になりつつある現代において意味をもつのではないか、という思いつきから始まったのだそうです。

昨年10月30日の朝日新聞での紹介が日本で取り上げられた最初の記事だったようですが、わたしも朝日新聞の記事を読んで「記憶の銀行」の活動に興味をもった1人というわけです。「記憶の銀行」というネーミングもいい。

具体的には、身近にいる70歳以上の方に、戦争や歴史、食事、暮らし、祭りなど、本人が若い人たちに一番伝えたいテーマに絞って話を聞き、撮影し、5分程度の動画に編集してネットにアップする。

「記憶の銀行」の活動は、若い世代のためだけでなく、中にはご自分の記憶を話すことで気持ちが軽くなる語り手もいるのではないでしょうか。

この活動の記事を読んで最初に頭に浮かんだことは、昨年亡くなったスタッズ・ターケルの映像版のような活動かな、ということ。戦争、仕事、希望…、同時代に生きる普通の人々の貴重な肉声を記録し続けた作家ですが、どちらも名もない市井の人の生の声に耳を傾けて記録に残す行為で、しかも多くの方の声を集めることで、時代の輪郭を浮き上がらせる。

類い稀なるインタビュアーでもあったスタッズ・ターケルがひとりでやろうとしたことを、世界中のボランティアが普通の人々の声を聞き、ネット上に公開するわけですが、ここから新しいノンフィクションのスタイルが生まれるかもしれません。

静岡でも地元の方々の記憶を記録として残す活動が動き始めるといいですね。

そういえば、スローフードの活動もイタリアが発祥の地。二つの活動にはどこか共通点があるような気がするのですが、さてどうなんでしょう?機会があったらチンツィア・ドルチーニさんに聞いてみようと思います。

スタッズ・ターケルは、インタビューにあたって必ずテープに録音していたと何かに書いてありました。その記録も貴重な資料。いつか公開されることで新しい発見があるかもしれません。


MEMORO「記憶の銀行」 
スタッズ・ターケル自伝
 




しずおかオンラインが運営する、静岡県内の信頼できる住まいのパートナー検索サイト
静岡住まいラボ」(http://www.sumailab.net/index.html)をリニューアルしました。

リニューアルにあたっては、家づくりを検討している方に人気の高い

・「見学会・住まいイベント新着情報」
http://www.sumailab.net/index/event_list.html?CONST_AREA=1

・実際に家を建てた物件を写真で見せる「施行例」情報
http://www.sumailab.net/index/452.html?CONST_AREA=1

と、静岡・浜松・沼津・富士の地元工務店、ハウスメーカー、住まい関連会社の情報を
さらに充実させました。

県中部地区58社
県西部地区39社
県東部地区39社
(2010年4月現在)

「そろそろマイホームを検討してみようかな」という静岡県内のみなさんに
利用していただければ幸いです。

静岡住まいラボ」を使ってみての感想もぜひお聞かせください。



このところ平日・休日問わず朝5時頃には目覚めてしまう。朝食までの時間に、オー・ヘンリーの『最後のひと葉』とポール・ギャリコの『雪のひとひら』、そしてレオポール・ショヴォの『年を歴た鰐の話』(山本夏彦訳)を読む。この3冊は、昨日中2の娘が読み終えたまま書棚に戻さず、積んだままにしてあったもの。

娘に何が面白かったかと聞くと、ポール・ギャリコの『雪のひとひら』がよかったという。
女性の愛と生涯をファンタジーで描いたストーリーは、中学生の娘にも何かしら訴えるものがあったようす。わたしが好きな『年を歴た鰐の話』は、娘には単なるナンセンスな話に映ったよう。

10時過ぎに、今日明日の二日間、沼津市東部自動車学校で開催される「東部まちづくりフェスティバル」へ出かける。このイベントには弊社も出展していて、もしもしグルメのスタッフが、今月1日にオープンしたしずおかオンラインの地域密着グルメサイト「もしもしグルメー富士・富士宮エリア」のチラシを会場で配布、東部地域のみなさんに紹介させていただきました。

昼少し前から肌寒いものの天気は良くなり、家族連れが多数来場。わたしが場内をぐるりと見渡した限りでは、一番人気は白バイに乗って記念撮影する警察のコーナーでした。白バイ人気は根強いですね。

会場でチラシを受け取っていただいたみなさま、そして富士・富士宮・沼津の方は「もしもしグルメー富士・富士宮エリア」にぜひ一度アクセスしてみてください。現在紹介している店舗数は少ないのですが、これから毎月新しいお店を増やしていきますので、ぜひご利用ください。

http://fuji.moshi2.net/gourmet/



仕事を早めに切り上げて、映画「パレード」を観ました。@静岡シネ・ギャラリー。
年頭に「2010年は邦画を観よう」と思い立ったことは、ブログにも書きましたし、もちろん忘れてはおりません。しかし、この3ヶ月を振り返ってみると、1月「ジャックメスリーヌ」「アンヴィル」「ミツバチのささやき」、2月「千年の祈り」「ファッションが教えてくれること」、3月「フローズンリバー」「牛の鈴音」「ハート・ロッカー」と、見事に邦画が1本もない。このままではいけない。

行動を起こさないことには、今年もこれまでと変わらない一年になってしまうだろう。
ということで2010年に観る最初の邦画として、吉田修一の原作を映画化した「パレード」を選びました。都会の片隅でルームシェアして暮らしている5人の若者を描いた映画。

「上辺だけの付き合いが丁度いい」という若者たちの本心はわたしにはわかりませんが、登場人物と同じような年齢の社員が弊社にもいますので、近頃の付き合い方についてぜひ聞いてみたいですね。

趣味で観る映画でさえ、なかなか習慣を変えられないもの。それが仕事になればなおのこと。
先輩から引き継いだやり方や仕事の仕組みをかえることはリスクもあるし、エネルギーが必要になる。自分の嗜好やクセに案外と無自覚ということもあります。それに同じ方法を続けている方がラクですしね。ただ、それでは一年を振り返った時に今年も自分の意志の弱さを実感することになってしまう。

4月になり、1年の四分の一が経過しました。みなさんは、新年に掲げた「今年の抱負」や「チャレンジ目標」に向けて動き始めていますか。



日本を代表するウェブ・クリエーターで07年にはカンヌのヤングクリエイティブスでシルバーを受賞した中村洋基氏。ウェブ・クリエーターとして「UNIQLO LUCKY SWITCH」をはじめいい仕事をしている中村洋基氏は、文章でも人を惹きつける力がある。
過去にも多くのデザイナーやクリエーターが名文を残していますが、彼のこの告白も誰かの心を、いや、あなたの口元を奮わせる…かもしれない。

http://www.nakamurahiroki.com/2010/04/31.html


就活もいよいよ佳境のようです。ゼミ生の欠席者が目立っていると、かの内田樹先生も心配しておられる様子

学生さんも企業の側も就職・採用活動に忙しい時期。しずおかオンラインも2月の会社説明会から数回の選考を経て面接が始まっています。

学生のみなさんと直接話のできる面接は、とても貴重な時間。面接する(学生さんも企業や経営者を面接しているので、互いにお見合いしているわけですね)両者が限られた時間内で、互いの魅力や将来性、会社との相性などを見極めなければなりません。

弊社では面接の後半には学生さんから質問を受けるのですが、毎年複数の学生さんから必ず受ける質問があります。その中のひとつが

「(仮に)内定がいただけた後、卒業までの数ヶ月(1年間)間に、やっておいたほうがいいことはありますか?」
「人生の先輩として、残りの学生生活を充実して過ごすためにアドバイスをいただけますか?」

という質問。

「(沢木耕太郎五木寛之小田実のようにと口に出していいませんが)自由な時間がある若い時こそ日本を飛び出し一人旅にでて見聞を広めてきなさい」とか「編集者になりたいなら○○の本をよく読んでおいたほうがいい」とか「○○の資格(中には運転免許?)をとっておきなさい」とか「親友を作りなさい?」とか…

本気でそのようなことを人に聞いてみたいというよりは、きっと就活する学生さんを取り巻く多くの情報の中に、そのような質問もあるのだと思います。

もしあなたの周りの方があなたに「卒業までの学生の期間を悔いのないように有意義に過ごしなさい。…で、あなたはどうするの?」とささやいているのなら、そのような言葉に耳を貸す必要はありません。今あなたがやりたいことに時間を使って普通に過ごせばいいのではないでしょうか。

卒業旅行に行くのもいいし、資格を取るのもいい。なにをしてもいいけれど、それはあなたが本当にそうしたいのなら…です。
毎日を普通にウダウダして過ごすのが好きなら、それもいい。一人で読書三昧というのもわるくない。周りの声に押されて、誰かに指示を仰いで、自分の貴重な時間を費やす必要などなにもないのです。

いつものように学校に顔を出し、バイトして、友人と何時間もお茶して過ごしてかまわない。
ただし、ゼミは休まない方がいい
たとえまだ就活中であっても、特に内田樹先生のゼミ生は(笑)。


出版社ディスカバーさんが佐々木俊尚氏の著書『電子書籍の衝撃』の刊行記念として、4月7日正午から15日正午まで「デジタルブック版『電子書籍の衝撃』110円販売キャンペーンを行なっているということで、さっそくダウンロードしてみました。
なんといっても「110円」ですからね。これはお買い得です。

実はこのキャンペーンは、twitterのTL上で知りました。
「『電子書籍の衝撃』110円キャンペーン」開始後、ディスカバーのサイトにアクセスが集中(が原因のようです)し、不具合が発生してしまった。

そのことに対するユーザーさんからの厳しい声、ディスカバー・スタッフからのお詫び状況報告、干場社長のメッセージ等がtwitterのTL上に一時流れていて、偶然それを見つけてこのキャンペーンを知ったわけです。

トラブルの発生直後はどんな展開になるのか予測のつかない状況でしたが、ディスカバースタッフや干場社長の誠実で迅速な対応(コメント)、そして著者である佐々木俊尚氏が自らTwitter上で冷静な呼びかけを書き込むなどして、いつしかユーザーもサイトの復旧をやさしく見守るような雰囲気が醸成されていったように思います。

自社の商品やサービスの不具合があっという間に公共の場に広がり、企業の対応の様子まで公開(中継)される時代であることを再認識しました。そしてtwitterの登場で、情報が伝播するスピードはさらに加速しました。同時に、企業の側が誠実に、そして適切な対応に取り組めば、その様子も公開され、その姿勢はユーザーにもストレートに伝わります。

もうひとつディスカバーさんの対応を眺めながら感じたことは、今回は干場社長はじめ、ディスカバーのスタッフのみなさんが、ソーシャルメディアに対するリテラシーが高かったからとれた対応だったのではないかということ。それに著者が佐々木俊尚氏であったこと。そのことはとても重要なポイントだと思います。

今回のキャンペーンの顛末については「「電子書籍の衝撃」の次の衝撃」というタイトルで、干場社長もご自身のブログに投稿していますので、興味のある方はご覧ください。

結果的には、ディスカバーさんの適切な対応がユーザーさんの理解を得て、(14日の締切を待たなければわかりませんが)ダウンロード数も目標数を超えるのではないかと思います。

…ということを自分のブログに書いているわたしも、ことの顛末を眺めた後にしっかりダウンロードした一人というわけです。

出版各社のネット対応については今月の5日にマガジン航
「出版社のネット戦略を取材して」というレポートが報告されています。
http://www.dotbook.jp/magazine-k/2010/04/05/publishers_strategy_for_the_net/

それでは、PCとiPhoneで『電子書籍の衝撃』を読み比べてみようと思います。






小さなお子さん(保育園・幼稚園から小学生あたり)のいるご家庭では、GWや休日といっても、なかなか遠出できる機会は少ないのではないでしょうか。静岡空港を利用したくても、そうもいかないですよね。わが家にも小学生の娘がいるので事情は似てると思います。

でも、親として子どもと一緒の時間は、大切にしたいもの。

普段以上に大きくハツラツとした子どもの笑顔を見たいし、一緒に遊びながら、子どもには何かを学んでほしい、チャレンジする機会を体験させてあげたい…、
親(私自身)の気持ちは欲張りになりがちでは(笑)。

休日を、できれば、“安く(タダがいい!)”、
“気軽に”、“近場で”、“いつでも”子どもと一緒に過ごしたい…

そんな静岡県内のパパさんママから毎年好評をいただいている
ガイドブック『静岡こどもとおでかけ』(2010年度版)が今年も発行となりました。

読者のみなさんからご要望のあった情報を新たに補強し、
こどもと一緒に、“遊ぶ・食べる・学ぶ・泊まる”
近くて楽しい家族の遊び場291スポットを紹介しています。

2010年版は、毎号人気の高い子連れの定番スポットの公園情報を充実。
豊富なイラストと写真でたっぷり紹介しています。
各公園ごとにコメントされている利用者の口コミ情報も参考にしてみてください。

無料で学べる工場見学や児童館情報、子連れ歓迎の飲食店やレジャースポットなど、
お得で新しい情報も盛り込んでいます。

    ・   ・   ・

【2010年版のここに注目!】
クーポンを従来の誌面を切りとるクーポンから、気軽に使えるケータイクーポン
「おとクーポン」に切り替えました。いつでも、どこでも忘れることなく利用できます。

「おとクーポン」の利用には会員登録(携帯電話のみ対応)が必要になります。
しています。

登録方法こんな手順です(カンタンです)。

  (手順1)添付のQRを読み取るか、下記アドレスに空メールを送信する
       メール送信先アドレス 
             solbook@choimo.jp
      
       または、QRコードを携帯で読み取ってください



            ↓   ↓   ↓
  (手順2)「こどもとおでかけ」編集部から、登録確認メールが届く

            ↓   ↓   ↓

  (手順3)メール内のURLをクリックすると登録完了画面に切り替わります。
       そのまま「会員ログイン」をクリックするとクーポン一覧ページにジャンプ。

       おでかけ先でクーポンを使ってくださいね!      

静岡こどもとおでかけ』(発行:しずおかオンライン)
■1500円
■A4変型版 144ページ
■2010年4月8日発行
■静岡県内のコンビニ、主要書店で発売しています。



今日の朝日新聞の読書欄。
2000年〜2009年の10年間に出版された本を振り返る
「ゼロ年代の50冊」というシリーズが始まった。
新聞や雑誌で書評をしている151名からのアンケートによって
ランキングされた50冊を紹介している。

ランキングに入った50冊の中で私の既読はこの6冊。
・「敗北を抱きしめて」(ジョン・ダワー/01年)
・「博士の愛した数式」(小川洋子/03年)
・「PLUTO」(浦沢直樹・手塚治虫/04−09年)
・「アースダイバー」(中沢新一/06年)
・「滝山コミューン一九七四」(原武史/07年)
・「エクソフォニー」(多和田葉子/03年)

ドイツ在住の作家多和田葉子氏はわたしのお気に入りとなり、
その後「アメリカ 非道の大陸」( 青土社/2006)
「溶ける街透ける路」( 日本経済新聞/2007)
「ボルドーの義兄」(講談社/2009)なども読んでいる。

一方で今回あらためて振り返ってみると、
発行時に読もうと思いつつ、いまだ未読という本を思い出す。
また、ランキングで知って読みたくなった本もある。

第1位のジャレド・ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄』(草思社/00年)は、
進化生物学者が世界発展の不均衡を「地政学、文明交流、人間の移動などを通し
人類学的に考察した」(池内了)一冊で、ランキングで初めて知ったもの。

小熊英二の『1968』(新曜社)やカズオ・イシグロの『わたしを話さないで』(早川書房)
山本義隆の『磁力と重力の発見』などは、発行時に読もうとして未読の本。
読みたい本、知らない本はたくさんあるが、はたして今から何冊読めるのか…
そんなことをつい考えてしまう。




3月に観た映画は、「フローズン・リバー」「牛の鈴音」@シネ・ギャラリーハート・ロッカー」@ムービックスの3本。

フローズン・リバーは、08年のサンダンス映画祭でグランプリに輝いた作品。ニューヨーク州北部のカナダとの国境の街で、貧困と家族のために密入獄の危険な仕事に手を染めていく二人の母親レイとライラの物語。監督も女性ということもありますが、この映画は女性にこそ訴えかけるものがありそうです。個人的には、レイの長男に好感持ちました。

韓国映画牛の鈴音。舞台は韓国の農村。機会も肥料も使わずに頑なに昔ながらの農作業を続ける老人と老牛、そして頑固な老人に愚痴をこぼしながら、老牛に悪態をつきながらも連れ添う老婆を描いたドキュメンタリー映画。文字通り地面(田畑)に這いつくばって生きる姿をカメラが延々と映している。老人のように人間が土まみれになって、足を引きずりながら働く姿も、そう遠くない時期に記憶の中だけの姿になるのでしょうか。

3本目は、キャスリン・ビグロー監督のハート・ロッカー。kittsanさんのブログを読んで出かけることに。アカデミー賞6部門に輝いたこともあって混雑を予想して出かけたのですが、当日は館内は十数名ほどの観客でした。アバターの賑わいが嘘のよう。舞台は2004年のバグダッド。米軍爆弾処理班の兵士たちを描きつつ、敵味方も善悪もない混沌と不毛の現実を映している。この映画も監督は女性。勇気だとか、マッチョな強さに反応してしまう単純な男達のダメさを描いているようにも見えました。

フローズン・リバー
http://www.astaire.co.jp/frozenriver/

牛の鈴音
http://www.cine.co.jp/ushinosuzuoto/

ハート・ロッカー
http://hurtlocker.jp/




静岡県内の学生のみなさんが編集発行するフリーマガジン『静岡時代』編集部と
『eしずおかブログ』(運営:しずおかオンライン)とのコラボレーションで、
学生目線の新しいニュースサイトがスタートしました。

ニュースサイトの名称は、「シズオカガクセイ的新聞」。

政治経済から、地域社会、イベント、気になるお店、気になる人、
大学のヒミツ…などを取材し、学生さんの言葉で発信していきます。

学生のフリーマガジン『静岡時代』とニュースサイト「シズオカガクセイ的新聞」が
互いにメディアとしての機能を補完しながら効果的に情報発信することで、
地域社会にどんな影響を与えられるのか、とても楽しみです。

・シズオカガクセイ的新聞、オープン! - 記者からのごあいさつ
http://gakuseinews.eshizuoka.jp/e554355.html




本日、地元密着グルメサイト「もしもしグルメ」の
富士・富士宮エリアがオープンしました。
   ↓   ↓   ↓
  http://fuji.moshi2.net/gourmet

今日?明日?予定されている新人歓迎会のお店選びに、
ぜひチェックしてみてください!!

おいしい情報を毎月充実させていきます。



2010年4月1日、地元の飲食店様の集客・販促を支援に特化した会社「もしもしグルメ株式会社」を設立しましたので、ブログを通じてご報告させていただきます。

・地域密着グルメサイト「静岡もしもしグルメ」 http://gourmet.moshi2.net/
           「富士もしもしグルメ」 http://fuji.moshi2.net/gourmet

株式会社しずおかオンラインが立ち上げた地域密着グルメサイト「もしもしグルメ」は、2009年7月のオープン以来掲載店舗数が着実に増加し、4月1日現在154店舗となりました。

この度、さらに多くの地元飲食店様の商売繁盛の支援を目的として、静岡県内の飲食店様の集客・販促サポートに特化した「もしもしグルメ株式会社」を設立する運びとなりました。

「もしもしグルメ株式会社」では、地域密着グルメサイト「もしもしグルメ」(http://gourmet.moshi2.net/)に加え、4月1日より国内No.1検索サイト「ヤフー」(http://www.yahoo.co.jp/)のグルメコンテンツ(静岡地域)の取扱いも開始します。

もしもしグルメ」と「ヤフーグルメ」の2つのサイトを連動させて、
飲食店様の情報発信と集客の支援を提案していきます。

地元で生活するみなさまと、地域の飲食店様に喜んでいただけるグルメ情報の発信・サービスの提供を目指してスタッフ一同取り組みますので、ご支援のほどよろしくお願いします。

(ニュースリリースより)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

地域密着グルメサイトと検索サイトヤフーのグルメサイトを一体化
  ~静岡県内の地元飲食店の集客・販促支援を強化~

 フリーマガジン「womo」「eしずおかブログ」(www.eshizuoka.jp)などの媒体で静岡県内の地域情報を発信するしずおかオンライン(本社:静岡市葵区、代表者:海野尚史)は、地域密着グルメサイト(もしもしグルメ)と全国No.1検索サイトヤフーのグルメサイトを一体にして配信する県内グルメ情報の提供サービスを4月1日から開始しますので、下記のとおりお知らせいたします。
また、同サービスを開始するにあたり、地域の飲食店の集客支援を専門とする会社「もしもしグルメ株式会社」を4月1日に設立します。

1. 「もしもしグルメ」+「ヤフー/静岡グルメ」情報一体配信の背景
外食産業ではマーケットが縮小する中、店舗の情報発信する媒体に対し、送客力が期待されています。また、広告においては費用対効果が課題となっております。
今回、当社では、全国No,1のアクセスを誇る検索サイト「ヤフー」の静岡グルメコンテンツをもしもしグルメコンテンツと一体配信できるサービスを開始いたします。
情報発信力を高めるとともに、ヤフー社独自の予約専用電話機能により送客力を強化します。

2.「もしもしグルメ」新サービスの概要

特  徴:全国No,1のアクセスを誇る検索サイト「ヤフー」のグルメカテゴリと連動し、
口コミをはじめとした地元密着型コンテンツを兼ね備えた、
コストパフォーマンスの高いインターネット販促支援サービスです。
機  能:ウェブサイト、モバイルサイト
費  用:月額5000円~(「もしもしグルメ」「ヤフーグルメ」各ウェブサイト・モバイルサイトに掲出)
申込方法:エリアマーケティング事業部まで下記のいずれかの方法でご連絡ください。
 ①お電話にて  Tel:054−275−3330
 ②メールにて  Email: info@moshi2.net                      
以上

■会社概要
(1)商   号:もしもしグルメ株式会社(http://gourmet.moshi2.net/
(2)代 表 者:代表取締役 海野尚史
(3)本店所在地:静岡市葵区追手町3−11 静岡信用日生ビル3F
(4)設立年月日:2010年4月1日
(5)主な事業の内容:静岡県内の地元飲食店の集客・販促支援
(6)資本金:1000万円

■お問い合わせ
もしもしグルメ株式会社 担当/冨田    
電話:054−275ー1030(代) FAX:054−275−1031
Email: info@moshi2.net
住所:静岡葵区追手町3−11 静岡信用日生ビル3F



海野 尚史 HISASHI UNNO

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