選挙から一夜明けて、新聞各紙で「自民惨敗。30議席台」(日経7月30日付朝刊一面)、「自民歴史的大敗」(静岡新聞7月30日付朝刊一面)など、昨日の参議院選挙の結果が報じられています。
みなさんもご存知のとおり、自民党に厳しく、結果として?民主党が躍進しましたね。
あまり大きくは報じられていませんが、投票率は全国平均で58.64%。
前回2004年の選挙では56.57%でしたので、前回を上回る投票率だったようです。
実は、わたしも「今回の選挙は関心が高いようだ」と漠然と感じていました。
というのも、すでにお気づきだと思いますが、〈eしずおかブログ〉が7月16日から28日まで行ったアンケート
「参院選挙に行きますか?」では、なんと78.57%の方が「行くつもり」と回答していたのです。
もちろん回答者の総数が28票とあまりにも少ないので、これが〈eしずおかブログ〉のユーザーの平均像だというつもりはありません。
また、ネットの、しかもブログサイトのアンケートという点から見ても偏ったアンケート結果だということも認めます。
それでも、市内の利用者が7割を超える〈eしずおかブログ〉上で行ったアンケート結果という点では、興味深い。
今後はさらにアンケート投稿者が増えるような関心の高い質問を考えるなどして、
〈eしずおかブログ〉ユーザーの輪郭がぼんやりとでも浮かび上がるよう工夫をしてみたい。
「行くつもり」(78.57%)、という回答者の数字を見ながらそう思いました。
□参考までに
静岡県の平均投票率58.41%
静岡市55.42%
浜松市59.73%
沼津市51.17%
県内で最も投票率の高かったのは
第1位 南伊豆町79.88%
第2位 本川根町79.85%

womo8月号が発行となりました。
青い空とビーチを背に、涼しい顔してカクテルを飲んでいる女性の表紙が梅雨明けの気分にピッタリだと思いますが、いかがでしょうか?
ミニパラソルとパイナップルが入ったリゾート気分いっぱいのブルーのカクテルの名前がわかったら、ぜひ飲んでみたいですね。
今月号の特集は、「ココロを解放する ー夏旅へ出かけよう!」。
箱根、伊豆高原、御殿場、山梨と、話題のスポットでの
「womo的夏旅の楽しみ方」を紹介しています。
伊豆高原での「温泉と南仏料理の旅」、「ハイアットリージェンシー箱根と日高良実シェフプロデュースのイタリアンの旅」、みなさんはどちらを選びますか。
これから夏の予定を立てる時には「womo8月号」をお忘れなく!
お役に立ちます!!

〈しずおかオンライン〉から2007年版の住宅情報ガイド「静岡で家を建てるときに読む本」(vol.6)が発行になりました。
私の回りでも最近家を建てた社員や友人がいるのですが、いずれも30代。小学校入学前の小さな子どものいる家族が多いようです。
そんな施主さんたちにも登場していただき、「住まいの実例集」として44件の魅力的あふれる新築の家を紹介しています。
自然素材にこだわったり、開放感あふれる空間づくりに工夫をこらしたり、家族間のコミュニケーションをコンセプトに動線を考えたり、子どもの成長にあわせて間取りに融通をきかせたり…、それぞれに施主さんの思いを上手にカタチにした家づくりをしています。
登場していただいたご家族の笑顔を見ると、本当に幸せそう。
完成した家に対する満足感が、こちらにも十二分に感じられます。
そして、みなさんのコメントをよく読んでみると、こんなことに気づきます。
自分の家づくりに対するこだわりをどれだけ完成した家に反映できたか、よりも、
そんな思いをしっかりと受け止めて一緒にカタチにしてくれた工務店やハウスメーカーの担当者との出会いと、信頼できる担当者とのいい関係の中で作り上げたことに対する満足感。
みなさんの笑顔の源泉は、そこにありそうです。
“何を建てるか”よりも、“誰と建てるか”
それこそが、納得のいく家づくりのポイントだと気づかされます。
「静岡で家を建てるときに読む本」(vol.6)には、「そろそろ家を建てようかな」と考えているみなさんの気持ちをまっすぐ受け止めてくれる県内の地元工務店・ハウスメーカー49社を紹介しています。
「静岡で家を建てるときに読む本」をきっかけに、しあわせなご家族の素敵な笑顔がうまれるお手伝いができると幸いです。



スペインの
ビルバオ・グッゲンハイム美術館、ロスのディズニーシンフォニーホール、ベルリンのDG銀行をはじめ、フランク・ゲーリーの建築は、こちらの予想を寄せ付けない大胆な発想で見るものの感情をゆさぶる。
静岡市のサールナートホールで上映中(〜8月3日)の映画
『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』は、
建築家フランク・ゲーリーの創作現場を映像におさめたドキュメンタリーで、天才?奇才?と呼ばれる建築家の作品が生まれるプロセスをかいま見せてくれます。
インタビューを受けるフランク・ゲーリーを終始リラックスさせて素顔を引き出し、ユーモアを交えながらも質問に対して彼自身の言葉で語らせることができたことがこの映画の一番の魅力だと思いますが、それを成功させたのが、この映画の監督シドニー・ポラックとフランク・ゲーリーの間に長年の友情と信頼関係があったからこそというのは、映画の中での二人の関係を見ると納得です。
私たちは、完成した独創的な建築物の姿やカタチについてあれこれ意味付けしたり、何かを語りたくなりますが、この映画の中で私が一番驚いたのはそのこと以上に、そんな建物が生まれるアプローチ。
手にしたボール紙を思いつくまま(のように見えます)にハサミで切って、ペタペタとテープで貼り付けながら模型のフォルムを決めていく。気になるところは何度も剥がして、また紙を切ったり曲げたりしながら貼り付けていく。
その様子は、「これが正解」という答えを求めているというよりは、その瞬間のフランク・ゲーリーの感情を上手く表現したカタチを探している、ような感じか。
ですから、感情が変わればフォルムも変わる。
ビルバオのグッゲンハイム美術館について、
地元の新聞記者が映画の中でこんなようなことを語っています。
「わたしたちがフランク・ゲーリーを選んだ。そのことがみんなの自信になった」
一方、良い建築が生まれる条件としてフランクゲーリーはこう応えています。
「よい施主と出会うこと」
どちらも
“何ができたか”よりも“誰と作ったか”が大事なんだ
と言っているように聞こえました。
この映画、建築に興味がない方でもモノづくりに携わる人であればきっと楽しめると思います。
出版に限らず活字を扱うシゴトにおいて、フォントの役割は思いのほか大きいもの。
フォントの選択とは、伝える情報の内容や、会話調かどうか、文字組は縦組か横組か、文字の大きさや文字量、そして視認性はどうか、などいろいろな要素の影響を受けるわけで、編集者やデザイナーは最も情報を適切に伝えられるであろうフォントをその都度選んでいます。
ところが世の中には強者がいるようで、限られた状況の中で、機能性と美しさを兼ね備えたオリジナルフォントを自力で作ってしまう人が話題になっている。
そのドキュメントが
「新宿駅案内をガムテープで作った男 佐藤修悦インタビュ+作品紹介映像」で見られる。
なんと作者は、警備会社スタッフの佐藤修悦さんという方。
ご本人の名前をとってフォント名は「修悦体」というらしい。
どこにでもある「ガムテープ」を使い、低コストで、必要な情報を確実に伝えるフォントを創作、しかも公共の場にあった美的センスを感じさせる。
これこそクリエイティブなシゴトの見本!?ではないか。

小5の娘の誕生日プレゼントを買いに、以前「womo」で紹介していた
ルナティコへ。
何かと好みのはっきりしている娘なので勝手に選ぶわけにもいかず、本人も連れて行くことに。
ルナティコでのお目当ては、スイス生まれ、正確には「メイド・イン・チューリッヒ」のリサイクル・フリーウェイバッグ
「FREITAG(フライターグ)」であります。
色も素材も形状もPOPな「フライターグ」なら、きっと本人も気に入るのではないか…と。
こちらの作戦は、娘へのプレゼントと称しつつも『「フライターグ」なら年齢性別を問わずに使えるだろう、しかも丈夫で長持ち(なにせ、素材はヨーロッパ大陸を駆け巡っていたトラックの幌であります)。つまり本人はもちろん、上手くいけば家族みんなで末永く使い回しできそうだ、もちろん、まずはこのぼくから…』というもの。
しかも、リサイクル製品というのも、子どものプレゼントとしてはまんざら悪くない選択である。
この策略を察してくれた勘のいい店長Yさんも、一生懸命に娘に「フライターグ」を勧めてくれた。実際に「フライターグ」の素材感やデザインは、小学校高学年くらいの女の子に驚く程よく似合う。
ところが、こちらの気持ちを知ってか知らずかわかりませんが、娘が気に入ったのはお店の一角にさりげなく吊るされていた「delle cose(デレ・コーゼ)」のバッグでありました。
実はこちらもリサイクルバッグ。こちらは、イタリアの郵便局で郵便物を運ぶのに使われていた麻袋(?)をリメイクして作られているのだそうです。
娘によると「フライターグ」よりシンプルなデザインが気に入ったとのこと。
これが小5の女の子のセリフかと思いつつも、まあ、娘の誕生日プレゼントですからこちらの都合を押し通すわけにも行かず、結局「デレ・コーゼ」をプレゼントしました。
帰ってから「デレ・コーゼ」のバッグをじっくり見てみたのですが、こちらも味わいがある上に上品さも兼ね備えていて、結果としてなかなかよい選択だったようです。
トラックの幌を再利用した「フライターグ」、郵便局の麻袋を使った「デレ・コーゼ」。
いずれも目からウロコのリサイクルバッグでありますが、現時点で究極のリサイクルバックを選べといわれれば、D&DEPARTMENTによるショッピングバッグをリユースする
「リサイクルショッピングバッグ」かもしれません。
これは、家庭で必要の無くなったショッピングバッグに「D&DEPARTMENT」のロゴ入りテープを貼るだけで「リサイクルショッピングバッグ」に生まれ変わるというもの。
使用する材料はビニールテープ1本。
限りなく省資源、省エネルギー、そして手間いらず、であります。
これこそ「フライターグ」や「デレ・コーゼ」の先を行くリサイクルバッグではないか。
(ちょっと飛躍し過ぎの気もしますが…)
マイコム静岡のセミナーに続いて、夜は
「すんぷ未来創造塾」へ。
テレビ局や広告会社などの企業戦略の立案から、「かもメール」「BIG EGG」「ゆうパック」「TOSTEM」など200以上の企業・商品・ブランド開発を手がけ、マーケティング企画から販促企画・能力開発まで、「創造コンサルティング」として幅広く活躍している
高橋誠氏が、本日の講師。
本日のテーマ『創造の法則ー創造力は死ぬまで伸びるー』は、
創造開発研究所所長で、
日本創造学会会長でもある同氏の最も得意とする専門分野であり、それだけに充実した内容の2時間でした。
固定観念や自分の知っていることに固執することの弊害、問題意識を持つことの大切さ、量と質は比例する、創造力とは何か、創造の法則、創造力の判定法、など、なかなか刺激的な内容を素人でもわかりやすいように、かみくだいてお話しいただきました。
ほんの一部の天才を除いて、私たちの多くが考える“創造”というものは、それを手助けする思考や技術を知ること、そして実際に取り組むことで、精度を上げることができるようです。
わたしのように普段から自分の創造力の無さを嘆いている方には、
氏の著作をおススメします。
マイコミ静岡の鈴木社長に声をかけていただき、マイコミ静岡主催の人事採用セミナーへ。出席者名簿によると県内の蒼々たる地元企業約150社の人事担当者、そして県内大学の就職課のみなさんが出席していました。
2009年度の新卒採用動向は今年以上に売り手市場に、そして学生の大手志向、安定志向は変わらないようです。
〈しずおかオンライン〉の仕事は、フリーマガジンやガイドブック、ウェブなどの自社媒体を通じて身近な地域情報を地域に暮らす人に届けることです。
小さな組織で、安定性よりも常にチャレンジすることを優先する〈しずおかオンライン〉が学生に提供できるものは、仕事内容そのものの魅力や、地域情報の流通ビジネスを通じて地域社会に貢献することにたいするやりがい、です。
2008年4月には、4名の期待感あふれる学生たちが入社予定です。そして、これから2009年度の新卒採用活動がはじまります。
小さな会社においては、ひとり一人の役割が大きく、組織に与える影響力、つまり会社における存在感があります。
2009年度の新卒採用活動においても、〈しずおかオンライン〉の大切なメンバーとしてわたしたちの仕事に参加し、一緒に自らの成長に喜びを感じることのできる学生さんたちとの出会いがあることを期待したいと思います。

先日ご案内しました、womo×NIKKEIしずおか女子応援〈なでしこプロジェクト〉第3弾「女性のためのキャリア&マネー講座」が浮月楼で行われました。
おかげさまで定員の200名を大幅に越える方にご応募をいただき、熱気あふれる中での開催となりました。
自分が普段とっているコミュニケーションのうちの10−20%を
“I see Me”から “I see You”
に変えるだけで、自分の人生に大きな変化をもたらすことができるという
渋井真帆氏(株式会社マチュアライフ研究所代表)の話に、
「よし、わたしも明日からは、“I see You”で行こう!」
(“今日”からではないのはご愛嬌ですよね)
と心の中で誓った方も多いのでは。
ぜひ、みなさまのあしたを大きく咲かせてください!
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

静岡市追手町にあるライブバー「フリーキーショウ」で行われた
曽我部恵一のライブに行ってきました。
ライブの正式名は「presented by Shizuoka Rock Festival 曽我部恵一 LIVE」。主催は
「静岡ロックフェス実行委員会」であります。
県内で音楽の街といえば、やはり楽器の街でもある「浜松市」が一番に連想されます。
浜松市では「ハママツ・ジャズ・ウィーク」はじめ、さまざまな音楽イベントが行われていますが、新幹線を降りたってJR浜松駅のコンコースから聞こえてくる市民ブラスバンドの生演奏に運良く出合った時など、まさに「浜松は音楽の街」ということを意識します。
では、静岡市は何の街なのでしょう。大道芸?それとも…
静岡市も音楽の街、それも思い切って「ロックの街」、なんていうのはどうでしょうか。
ジャズやクラシックは浜松に譲って、静岡は「ロックの街」。
おとなしいといわれる静岡人気質を、音楽を通じて、いい意味で裏切ってみるのも悪くない。
曽我部恵一の素晴らしいライブを聴きながら、街のあちこちから、いろいろな音楽が聞こえてくる夜があったらなんて素敵だろうと、想像しました。たとえば、夏至の頃おこなわれるパリの音楽祭のような…。
いい音楽は人を「ハイ」な気分にさせて、とかく夢は大きくなるわけで…(笑)
2008年5月には駿府公園で「Shizuoka Rock Fes'08」が開催されるようです。どんなイベントになるか、楽しみです。

『iPhone』を分解したのは、残念ながらわたしではなく、ワイアード・ニュースの編集者たちだ。
遅ればせながら、
7月3日の「WIRED VISION」で、ワイアード・ニュースの編集者たちが「iPhone」を分解し、組み立て直した過程をレポートしている。
『iPhone』を入手して、機能やデザイン、使い勝手、他のデバイスとの比較等をレポートして満足してしまう記事が多い中、自らドライバー片手にブラックボックスの中身を分解し、内蔵を覗き見している。
「自らの素朴な好奇心に忠実に応えてみる」
この精神こそ編集者に必要なもの、ではないか。
そして、この手の企画は、シンプルで力強く、気持ちがいい。
「暮らしの手帖」の商品テストも、きっかけは素朴な疑問だったのではないか。
そういえば子どもの頃、ラジオから声が聞こえてくるのが不思議で夢中で分解したこと(でも、組み立て直した時にはネジが数本残っていた)を思い出した。
静岡広告業協会・メディア委員会の企画による県内媒体社と広告会社の情報交換会に出席。
新聞社、広告会社、制作会社、そして雑誌社などの業界関係者が集まって、それぞれの立場から静岡県の媒体事情や広告営業の問題・課題について意見交換をしました。
テレビや新聞、ラジオ等をはじめ媒体全体が厳しい環境の中にありながら、「静岡県は全国レベルでみると広告マーケットのポテンシャルはまだまだ高い」という声が多かった。実際にクライアントと接点を持つ方々の見解なので、説得力があります。
一方で、「新しいクライアントが生まれていない」「媒体のパッケージ売りは通用しない」「適正な制作費が確保できない」「クリエーターが育っていない」など、課題も多くでました。
中でもわたしにとって印象的だったのは大手広告会社の支社長が語った
「メディアの後ろに、消費者がいない」
という指摘。これは既存の媒体社にとっては事業の根幹にかかわる問題です。
この言葉を真摯に受け止めて〈しずおかオンライン〉では、読者の顔が見える、読者とお客さまに支持される「womo」や「クラシカ」「eしずおかブログ」に育てていこうと、あたらめて決意を固くしました。
もうひとつ各社共通の課題は、社員の育成。
自分たちの携わる広告や媒体の基礎知識、商品知識、情報力、そして提案力不足が目立つ、もっとしっかりと教育しなければ、という声が聞かれました。
新聞社でも新聞を読まない若手社員が増えているという話もでましたが、これは他の媒体社でも同じではないでしょうか。
出版社に勤めていても本を読まない、雑誌を作っていても雑誌を読まない、という現象はどこにでもみられる気がします。
自分の興味のもてる対象には関心を示すけど、それ以外は…
案外、このあたりがこの業界における大きな問題かもしれません。
自分が参加している競技のルールブックを読まない、傾向と対策に自ら取り組まない、他の参加者に関心を示さない…、
「メディアの後ろに消費者がいない」とすれば、
そんな状態を招いたのはわたしたち自身かもしれません。
先週6日(金)、7日(土)の2日間は、焼津市大崩海岸にある焼津グランドホテルで幹部合宿、そして昨日は朝から幹部社員が集まって月例会議、午後からは上半期(1−6月)の業績振り返りを全社員で行いました。
〈しずおかオンライン〉では、事業年度を1月から12月の暦にあわせていますので、スタートから半年経過する6月末から7月上旬にかけては、日常業務に加えて年度計画の修正作業などもあり、会議や打合せで忙しくなります。
年間予定はあらかじめわかっているので予測はつくのですが、日々の仕事に追われて、つい後回しになりがちであります。これはわたしだけでなく、社内を見回してみても同類が多いようですね。
…もちろん全員ではありませんが(笑)
そんな忙しい中、上半期の業績振り返りと下半期(7−12月)に向けた重点課題の整理と共有、そして幹部合宿ではさらに先の中期ビジョンについて話し合うことができました。
普段は足下を見て一歩一歩前進することに精一杯ですが、時々は自分の立っている場所を確認したり、同じ目標に向かう仲間たちと目指す方向にズレがないか調整したりするためにも、目線を上げて遠くの目的地をみんなでしっかりと確認することが大切になります。
そして夜は「womo」のお客さまでもある市内鷹匠のイタリアンレストラン
アレッサンドロ・ナニーニさんで、上半期のお疲れさま会と来春入社予定の新卒内定者との懇親会。
売り手市場といわれる新卒採用状況の中で、今年も期待感あふれる4名の学生を採用することができ、いまから来年4月の入社が楽しみです。
自分のシゴトをこなしつつ、採用活動に飛び回ってくれた新卒採用委員会のスタッフに感謝!

サールナートで、2006年にアカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画
「ツォツィ」を観る。ツォツィとは、不良の意味。
アパルトヘイト廃止後の南アフリカ・ヨハネスブルクの貧民窟に暮らす少年が、ある日自分が奪ったクルマの中に残されていた赤ん坊と出会うことから、次第に生きる希望を見つけるお話だ。
フライヤーによれば、元南アフリカ大統領のネルソン・マンデラ氏も「かつてはツォツィだった」。
テーマそのものは目新しいものではないかもしれないが、人として生きることの尊厳や不良仲間の「ボストン」がツォツィに繰り返し問いただす「おまえに品位はあるか」という言葉に、我が家の子どもたちならどう答えるだろうか、と考えさせられた。
全編に流れる、心の鼓動のようにも聞こえるZORAの音楽が素晴らしい。





東京国際ブックフェアでは、“作り手の思い”がダイレクトに伝わってくるような熱い本づくりで読者に支持されている新しい出版社との出会いも楽しみです。
今年は、京都から
いろは出版さんも出展していました。
この会社は、代表の木村行伸氏が、京都・寺町の路上のポストカードを売りからはじめた出版社。
スタッフの方に話を聞くと、平均年齢25歳、本づくりも営業も全員で担当しているのだそうです。
新しい教科書シリーズを手がけている
プチグラパブリッシングさんは、社員数17名ほどの小さな出版社ですが、大手に負けないサプライズな企画で目が離せない出版社。
その他
ラトルズさんや
アノニマスタジオさんなども個性的なブースで出展していました。
最近では大手総合出版社よりも、これら新興の小出版社に新しい力を感じます。
出版不況に対して、ネットやケータイなどの新しいメディアや若者の活字離れなどを言い訳にして、後ろ向きな姿勢をとりがちな従来の編集者たちよりも、
「この時代だからこそ、自分たちが伝えたいことを表現できる本を作りたい」
と新しい船をこぎだす若者たちの中に、
出版メディアの可能性はありそうです。
写真上から
・
いろは出版
・
プチグラパブリッシング
・
新しい教科書シリーズ
・
ラトルズ
・
アノニマスタジオ


場内でひときわにぎわっていたのが、グーグルのブース。
5日にあわせたかのようにスタートした
「グーグルブック検索日本版サイト」についてのデモが行われています。
グーグルが手がけるサービスには目が離せないという方は多いと思いますが、東京国際ブックフェアの会場内も同じです。
いろんな理由があると思いますが、少なくともこの会場内にはブック検索に特化したサービスのPRに出展している企業はグーグルだけ。
つまり、グーグルはここでも「オンリーワンでNo.1」というポジションを選択したわけです。
ブック検索については、出版界等から著作権等の視点からいろんな意見もでていますが、世の中多くの場合、一度手に入れた利便性を手放すことは難しい。
後戻りはできないし、利用者もそれを望みません。
前に進みながら問題解決を図る方向に進むのでしょう。
ただ、ブック検索の利用者が増える程、リアル書店にとって脅威になることは間違いないと思います。
ちなみに弊社〈しずおかオンライン〉の本は、現在のところブック検索に登録していません。
条件が整えば、積極的にブック検索も利用していきたいと思います。


出版不況といわれる中で、健闘しているのが児童書です。
ここ数年、講談社や小学館、文藝春秋、マガジンハウスなどのみなさんもよく知る大手総合出版社のブースは年々小さくなる傾向があるのですが、児童書コーナーは今年もにぎわっています。
「自分は本を読まないのに、子どもには本を読ませたい、本好きになって欲しい」と考える親が世の中には多い、ということでしょうか。(笑)
写真上は、児童書コーナーに大きく出展していた
ポプラ社のブース。
下の写真は、ドイツパビリオン。児童書コーナーにはドイツ以外にもベルギー、イギリス、オランダ、アメリカ、イラン、韓国、スゥエーデンをはじめ、海外から約15カ国が出展している。


朝から東京ビッグサイトに来ています。
今日から3日間(8日まで)開催される
「東京国際ブックフェア」の初日。
これは、出版業界では国内最大のビジネスフェアであります。
今年は過去最多、世界30カ国、770社が参加。
さて、今年はどんな情報が行き交っているのか、楽しみです。

今日から7月です。
この季節になるとデパートやショップから、赤文字で「SALE」と印刷されたDMを受け取る方も多いと思います。そしてその次に届くのが「暑中見舞い」ですね。
みなさんは毎年何枚ほどの「暑中見舞い」を受け取りますか。そして、ご自分から「暑中見舞い」を書くのでしょうか。
今では、メール、それもケータイメールで気軽に済ますことも多いかもしれません。
でも、大切な方、きちんと日頃のお礼の気持ちを込めて届けたい方には、やはりハガキに自筆で書いて送りたいものです。
7月号の「womo@kitchen」では、そんな時に役立つ「暑中見舞い」の書き方アドバイスも紹介しています。
お手元に「womo@kitchen」が届いていましたら、ぜひご覧ください。
ちなみに、「暑中」とは二十四節気の「小暑(しょうしょ)」と「大暑(たいしょ)」にあたる期間。暑中に出すお見舞いの書状なので「暑中見舞い」なのだそうです。
2007年の暦では小暑は7月7日、大暑は7月23日、もうすぐですね。
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「womo@kitchen」は、ご家庭の冷蔵庫にマグネットで貼ってご利用いただくカレンダー型情報誌です。
日々の予定やメモを書き込めるカレンダーに静岡市内のデパート催事情報やフリーマーケット、レシピ、各種イベント、救急医情報など暮らしに役立つ身近な情報を毎月紹介しています。
フリーマガジン「womo」とあわせて姉妹誌「womo@kitchen」もどうぞお楽しみに!
※「womo@kitchen」は江崎新聞店様を通じて静岡市葵区、駿河区の新聞購読の
お客様に無料配布しています。
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