
「創造を続けるには、変わることだ」。これはIT起業家ではなく、“ジャズの帝王”マイルス・デイヴィスの言葉。
静岡シネ・ギャラリーで上映中のドキュメンタリー映画『
マイルス・デイヴィス クールの誕生』の中で、「自宅に昔のレコードは1枚もなかった」と語るマイルスの息子のエピソードからも、過去を振り返ることなく、生涯にわたり新しい音楽への挑戦を続けた姿勢が伝わってきます。演奏していたクラブ「バードランド」の前で言いがかりをつけられ、白人警官に殴られて連行されたのが1959年8月、今から約60年も前のこと。