妻籠宿から馬籠宿へ

格子越しに差し込む日差しの陰影が美しい。「まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき…」と歌われた島崎藤村の初恋の相手「ゆふ」さんの嫁ぎ先、妻籠脇本陣奥谷の一室。

週末はちょっと遠出をしてきた。江戸と京を結ぶ中山道六十九次のうち、江戸から数えて四十二番目の宿場町「妻籠宿」から「馬籠宿」への約7kmの峠道を歩いてきたのだ。ハイキングする人の多くは下りが長い馬籠宿から妻籠宿のコースを3時間ほどかけて歩くということだった。みなが下りを選ぶなら…というわけでもないが、今回は上りのコースとなる妻籠から馬籠へと向かった。

途中の休憩処ではスペインから来たというグループに出会ったり、スウェーデンやスイスからの観光客などが歩いていたり…と、なかなか国際色豊かなコースであった。天候にも恵まれ、のんびり歩いたつもりが、気づけば2時間30分で馬籠宿。けっして健脚だからではなく、いかにせっかちな性格か、という証なのだ。
妻籠宿から馬籠宿へ


   古い町並みに桜がよく似合う。妻籠宿はまだ五部咲き。
妻籠宿から馬籠宿へ


   海外からの観光客が目立っていた休憩所。
妻籠宿から馬籠宿へ


   濃厚な栗餡汁の中に焼き餅が入った「ゑびや」(妻籠宿)の栗餡汁粉。
妻籠宿から馬籠宿へ


のんびりと中山道を歩いていた週末にwomoグルメ『ランチパスポートしずおか』第2弾が発売となった。本書で紹介されているお店のランチがすべて500円で食べられるという評判のグルメガイドである。

第1弾をお買い求めいただいた方は、今回も充実したランチを500円でお楽しみください!
第1弾では機会を逃してしまったという方は、第2弾をどうぞ!

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妻籠宿から馬籠宿へ


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   ≫駿府城公園『今日の桜だよリ』
   静岡では小雨の中、散りゆく桜を楽しんだ方も少なくなかったようです。
妻籠宿から馬籠宿へ



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