




東京国際ブックフェアでは、“作り手の思い”がダイレクトに伝わってくるような熱い本づくりで読者に支持されている新しい出版社との出会いも楽しみです。
今年は、京都から
いろは出版さんも出展していました。
この会社は、代表の木村行伸氏が、京都・寺町の路上のポストカードを売りからはじめた出版社。
スタッフの方に話を聞くと、平均年齢25歳、本づくりも営業も全員で担当しているのだそうです。
新しい教科書シリーズを手がけている
プチグラパブリッシングさんは、社員数17名ほどの小さな出版社ですが、大手に負けないサプライズな企画で目が離せない出版社。
その他
ラトルズさんや
アノニマスタジオさんなども個性的なブースで出展していました。
最近では大手総合出版社よりも、これら新興の小出版社に新しい力を感じます。
出版不況に対して、ネットやケータイなどの新しいメディアや若者の活字離れなどを言い訳にして、後ろ向きな姿勢をとりがちな従来の編集者たちよりも、
「この時代だからこそ、自分たちが伝えたいことを表現できる本を作りたい」
と新しい船をこぎだす若者たちの中に、
出版メディアの可能性はありそうです。
写真上から
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いろは出版
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プチグラパブリッシング
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新しい教科書シリーズ
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ラトルズ
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アノニマスタジオ