究極のリサイクルバッグ小5の娘の誕生日プレゼントを買いに、以前「womo」で紹介していたルナティコへ。

何かと好みのはっきりしている娘なので勝手に選ぶわけにもいかず、本人も連れて行くことに。

ルナティコでのお目当ては、スイス生まれ、正確には「メイド・イン・チューリッヒ」のリサイクル・フリーウェイバッグ「FREITAG(フライターグ)」であります。

色も素材も形状もPOPな「フライターグ」なら、きっと本人も気に入るのではないか…と。

こちらの作戦は、娘へのプレゼントと称しつつも『「フライターグ」なら年齢性別を問わずに使えるだろう、しかも丈夫で長持ち(なにせ、素材はヨーロッパ大陸を駆け巡っていたトラックの幌であります)。つまり本人はもちろん、上手くいけば家族みんなで末永く使い回しできそうだ、もちろん、まずはこのぼくから…』というもの。

しかも、リサイクル製品というのも、子どものプレゼントとしてはまんざら悪くない選択である。

この策略を察してくれた勘のいい店長Yさんも、一生懸命に娘に「フライターグ」を勧めてくれた。実際に「フライターグ」の素材感やデザインは、小学校高学年くらいの女の子に驚く程よく似合う。

ところが、こちらの気持ちを知ってか知らずかわかりませんが、娘が気に入ったのはお店の一角にさりげなく吊るされていた「delle cose(デレ・コーゼ)」のバッグでありました。

実はこちらもリサイクルバッグ。こちらは、イタリアの郵便局で郵便物を運ぶのに使われていた麻袋(?)をリメイクして作られているのだそうです。

娘によると「フライターグ」よりシンプルなデザインが気に入ったとのこと。

これが小5の女の子のセリフかと思いつつも、まあ、娘の誕生日プレゼントですからこちらの都合を押し通すわけにも行かず、結局「デレ・コーゼ」をプレゼントしました。

帰ってから「デレ・コーゼ」のバッグをじっくり見てみたのですが、こちらも味わいがある上に上品さも兼ね備えていて、結果としてなかなかよい選択だったようです。

トラックの幌を再利用した「フライターグ」、郵便局の麻袋を使った「デレ・コーゼ」。

いずれも目からウロコのリサイクルバッグでありますが、現時点で究極のリサイクルバックを選べといわれれば、D&DEPARTMENTによるショッピングバッグをリユースする「リサイクルショッピングバッグ」かもしれません。

究極のリサイクルバッグ

これは、家庭で必要の無くなったショッピングバッグに「D&DEPARTMENT」のロゴ入りテープを貼るだけで「リサイクルショッピングバッグ」に生まれ変わるというもの。


使用する材料はビニールテープ1本。
限りなく省資源、省エネルギー、そして手間いらず、であります。


これこそ「フライターグ」や「デレ・コーゼ」の先を行くリサイクルバッグではないか。
(ちょっと飛躍し過ぎの気もしますが…)

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海野 尚史 HISASHI UNNO

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