静岡広告業協会・メディア委員会の企画による県内媒体社と広告会社の情報交換会に出席。
新聞社、広告会社、制作会社、そして雑誌社などの業界関係者が集まって、それぞれの立場から静岡県の媒体事情や広告営業の問題・課題について意見交換をしました。
テレビや新聞、ラジオ等をはじめ媒体全体が厳しい環境の中にありながら、「静岡県は全国レベルでみると広告マーケットのポテンシャルはまだまだ高い」という声が多かった。実際にクライアントと接点を持つ方々の見解なので、説得力があります。
一方で、「新しいクライアントが生まれていない」「媒体のパッケージ売りは通用しない」「適正な制作費が確保できない」「クリエーターが育っていない」など、課題も多くでました。
中でもわたしにとって印象的だったのは大手広告会社の支社長が語った
「メディアの後ろに、消費者がいない」
という指摘。これは既存の媒体社にとっては事業の根幹にかかわる問題です。
この言葉を真摯に受け止めて〈しずおかオンライン〉では、読者の顔が見える、読者とお客さまに支持される「womo」や「クラシカ」「eしずおかブログ」に育てていこうと、あたらめて決意を固くしました。
もうひとつ各社共通の課題は、社員の育成。
自分たちの携わる広告や媒体の基礎知識、商品知識、情報力、そして提案力不足が目立つ、もっとしっかりと教育しなければ、という声が聞かれました。
新聞社でも新聞を読まない若手社員が増えているという話もでましたが、これは他の媒体社でも同じではないでしょうか。
出版社に勤めていても本を読まない、雑誌を作っていても雑誌を読まない、という現象はどこにでもみられる気がします。
自分の興味のもてる対象には関心を示すけど、それ以外は…
案外、このあたりがこの業界における大きな問題かもしれません。
自分が参加している競技のルールブックを読まない、傾向と対策に自ら取り組まない、他の参加者に関心を示さない…、
「メディアの後ろに消費者がいない」とすれば、
そんな状態を招いたのはわたしたち自身かもしれません。