ーこういう事、「天啓」って言うんでしょうか。
新書「キュレーションの時代」との出会いは、そんなようなものでしたー
…と、kittsanさんが
ブログで推薦していた佐々木俊尚氏の
『キュレーションの時代』(ちくま新書)を読了。
新書にしては厚い本ですが、
kittsanさんがお薦めしているだけあって
とても中身の濃い、刺激的で考えさせられる本でした。
「
シロクマ日報」でも「
キュレーション時代のジャーナリズム」
として取り上げられていますので、
興味のある方はぜひ読んでみてください。
しずおかオンラインにおいても、
毎月最も多くの利用者を集めているメディアは、
2007年から運営している地域ブログ「eしずおかブログ」。
今年の1月には月間約51万人の方が訪問してくれています。
ソーシャルメディアが日常生活に不可欠なものになっている中で
わたしたちを取り巻く情報流通環境に起きていることは、
わたしたちが意識している以上に大きな変化であることが
『キュレーションの時代』から伝わってきます。
視点は違うのかもしれませんが、昨日の朝日新聞の
「情報の真偽よりもコミュニケーションの有無が重要」
「イデオロギー対イデオロギーの従来型の政治の下に、
もうひとつゆるやかな(ソーシャルな)政治の層が広がりつつある」
(東浩紀の論壇時評)という記事も、
佐々木氏のいうキュレーションの時代と通底しているのでは。
「情報の真偽よりもコミュニケーションの有無が重要」とすれば、
まずは、メディアに関わる人々の頭の中を
地動説のようにガラリと変える必要がありそうです。