先週の3連休の真ん中19日は、長野県の伊那市高遠町で開催された「第2回
高遠ブックフェスティバル」に出かけてきた。同じ日に、神奈川県の厚木市ではB級グルメの祭典「
B1グランプリ」が開催されていて、いろいろなメディアで取り上げられていたので、多くの方の関心はそちらに向いていたものと思われる。
同じ「街おこし」イベントでも、不特定多数の方に訴求しやすい“食”という強力なコンテンツに対して、趣味性の強い“本”による「街おこし」イベントは、明らかに部が悪く感じられる。とはいえ判官びいきな性格のうえに、以前からヨーロッパでの成功事例については紹介されている、本がキーワードの観光スタイル「ブックツーリズム」に関心があり、本と観光の絡み方を見ておきたかった。
ということで、“本”による「町おこし」に取り組む、現地の様子をこの目で確かめるべく、伊那市高遠町で、ひっそり(主催者のみなさん、すみません。もちろんそんなつもりはないと思います)と開催されていた高遠ブックフェスティバルに、日帰りで出かけてきました。
桜の名所として知られる高遠町は、静岡から車で約5時間ほど。連休の渋滞を予想した同行者の指示により、朝3時半に出発。同行者は、最初「高遠は遠いから、2時には出なくちゃね」と、スキーと間違えているのかと思うような時間を指定してきたのだが、なんとか1時間半押し切っての出発。その同行者とは、「富士宮やきそば」公式ガイドブックを手がけた、ライターのシャーマン三輪さん。三輪さんも、当初予定していた富士宮やきそば学会が参加している「B1グランプリ」の視察を振り切っての、ブックフェスティバル初参戦である。
上の写真は、高遠大橋の上から眺める高遠町の全景。高遠町の人口は約7千人弱(ウィキペディア参照)。春には、桜の名所として賑わう山間の静かな町。町の真ん中、徒歩でも10分程で通り抜けてしまいそうな目抜き通りの各所に、「第2回高遠ブックフェスティバル」のB4サイズのチラシが貼られている。下の写真は、自動販売機に貼られたチラシ。これでは自販機の商品が見えないのだが…。
イベント本部「やますそ」という公民館?前でも古本を販売している。
(写真下3点)城下町らしい風情の町並みや路地裏に、急ごしらえの小さな棚や本箱が並べられて、古本を販売している。散歩しながら、思いもかけない本に出合えることも…ある。うっかりと一棚ずつ本をチェックしようとすると、あっという間に時間が立ってしまう。
本箱にビニールがかけてあるのは、撮影時間が朝8時頃だったため。イベントが動き始める朝10時頃にはビニールも外され、気軽に本が立ち読みできる状態になっていました。
このまま書き続けると話が長くなるのは避けられないので、
イベントの様子についてはあらためてブログにアップします。