朝4時起床。荷物をまとめ、簡単な食事をとって6時にはニューオリンズのアムトラック駅へ到着。荷物をチェックインして、7時発のニューヨーク行き長距離列車「クレセント号」の出発を待つ。
ニューオリンズには、アムトラックの運営する3本の長距離列車が乗り入れている。1本が今回は乗ることができなかった米国南部を横断するロサンゼルスーニューオリンズ間を結ぶ「サンセット・リミテッド号」、もう1本が米国中部を縦断するシカゴーニューオリンズ間を結ぶ「シティ・オブ・ニューオリンズ号」、そして今回乗った米国東部ニューヨークーニューオリンズ間を結ぶ「クレセント号」である。
駅構内には、それぞれのイメージポスターが貼ってあり、このデザインがなかなかいかしている。お土産に、1部ずつ持ち帰りたいぐらいである。上の写真を、ご覧いただきたい(写真右下が、なかなかきれいに収まらない。くやしいなぁ)。これらのポスターをアメリカ人が見れば、きっと南部への憧憬などが、わき起こるのではないか。わたしたちが「そうだ、京都行こう。」のキャンペーンポスターに惹かれるみたいにね。鉄道は、日常生活を支える輸送とともに、人を非日常の世界へといざなう…そんな役割も担っていることが、このポスターから伝わってくる。
ニューオリンズとニューヨーク間約2,200Kmを、クレセント号は途中、バーミンガム、アトランタ、シャーロット、ワシントンDC、フィラデルフィアなどの都市を経て、約32時間かけて走る。
2日の朝7時にニューオリンズを出発して、3日午後2時ごろにニューヨークに到着。7月15日のシアトルから始まり、ようやくニューヨーク。おかげさまで、これで米国大陸横断の旅も無事終了である。つたないブログに長い間おつきあいいただき、ありがとうございました。
・腰痛軽
朝6時のアムトラック駅チケットカウンター。
正面右側に3つのポスターが見えますか?
15分の停車中に、クレセント号の先頭まで急いで走って写真撮影。
通路を挟んだお隣さん。PCでは映画を見ている人が多い。
ニューオリンズを出発して2時間ほど走ったあたりで、家の屋根が吹き飛び、
木々がなぎ倒されている光景が飛び込んできた。
前の席の人に聞いたところ、ハリケーンとトルネードによるものとのこと。
ジョージア州アトランタを過ぎた辺りで夕陽が沈む。