7月15日 シアトル到着

7月15日。16時10分成田発のDELTA296便に乗って、同日朝9時にシアトルSea-Tac空港着。 約9時間のフライト。時差はマイナス16時間。 現地の気温14°、晴れ。 空港からライトレールで、ダウンタウンへ。券売機が見当たらず、そのまま乗車。下車したWestlake駅に改札は無く、電車を降りたらNORDSTROM百貨店の中である。意図せず無賃乗車。

 シアトルでは、ホテルといいたいところだが、正確にはモーテル泊。なんといっても宿泊費が安い。チェックインまで時間があったので、シアトルセンターまで足を伸ばし、Space Neadleに上ってシアトル市街を眺める。UFOのような円盤型展望台から360°のパノラマが見渡せる。地図を広げ、目の前に広がる町並やビル群と地図を、頭の中でつなぎあわせていく。いくつかの目印(多くはビルなどの建築物と公園など)が頭の中に上手く収まれば、それほど迷わずに街を歩くことができる。

 せっかくシアトルセンターまで来たので、ついでにExperience Music Projectにも寄り、ジミ・ヘンドリックス・ギャラリーと、たまたま開催中だった「ニルバーナ」展を見る。どちらもシアトル出身で、どちらもその時代においてオルタナティブな音楽だった点が共通している。体験コーナーの「サウンドラボ」でベースを触らせていただき、長居してしまう。

 シアトルセンター前のマクドナルド(マ)で昼食。注文したものと別のものが出てきたが、日本人だからそのまま受け取る。 Wi-Fiが無料で利用できることを確認。

 ホテルでチェックインを済ませ、ダウンタウンを散策。スターバックス(ス)誕生の地だけあって、いたるところに「ス」がある。NORDSTROM前の「ス」に入って、あっさりめのホットコーヒーをいただき、ここでもWi-Fiチェック。これでネットにアクセスできる場所を2カ所確保。

 今日最後の仕事をすべく、シアトルのアムトラック駅であるKing Street駅へ向かう。徒歩で約30分。薄暗い構内にほとんど人影はなく、まるで無人駅の様相。ここでUSA Rail Pass(15日間用)と、3日後に乗る予定のシアトルーサンフランシスコ区間のチケットを購入する。「CLOSED」の看板が並ぶチケット売り場の奥に声をかけて人を呼ぶ。出てきたきた職員さんに「USA Rail Passを買いにきた」と伝えると、「なら、パスポートを見せなさい」と言われ、チェックインした時に、ホテルに置いてきたことを思い出す。パスポートがないと外国人用のUSA Rail Passは購入できないことをすっかり忘れていた。「無ければ売れないぜ。出直しておいで」みたいに扱われる。

 また往復1時間もかけて歩くのはいやだな…と思いつつ、一旦あきらめて帰りかけた時に、財布の中にパスポートのコピーを入れていたことを思い出す。「コピーならあるけど、ダメ?」と聞いたところ「しょうがない、今回だけだぜ」みたいな感じで発券してくれた。今回だけで十分さ。キミに会うことは、もうないからね。終止無表情で強面のおニイさんだったけど、とにかく感謝。(以上、ほとんど英語はしゃべっておりませんので、誤解の無いように)

 今日は、いつもよりプラス16時間の、長い一日だった。出発前から痛めていた腰が痛む。
7月15日 シアトル到着



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