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「ロミ・ユニ」で購入したジャム。こんな瓶に詰めて売っている
お店.JPG
お店の内観はこんな感じ
看板.JPG
かわいいスプーンのロゴが目印
(写真下2点は「お菓子の日々、ジャム屋の仕事」より)

久しぶりに家人の実家のある鎌倉へ。3時間ほど時間が自由になったので、散歩にでかける。源氏山から銭洗い弁天を抜けてJR鎌倉駅西口へ、小町通りで焼きせんべいを買いほおばりながら鶴岡八幡宮まで歩く。

途中、菓子研究家のいがらしろみさんがやっているジャム専門店「ロミ・ユニ コンフィチュール」に寄って、ジャムを2種類購入。昨年出版されたいがらしさんの本『お菓子の日々、ジャム屋の仕事』(仕事と生活ライブラリー5/2005年 DAI-X出版)を読んで以来、一度寄ってみたかったのだ。

 ロミ・ユニ コンフィチュールのHP
http://www.romi-unie.jp/

いがらしろみさんは、フランス菓子の「ルコント」に勤めた後、仏のル・コルドンブルーパリ校に入学、卒業後ル・コルドンブルー日本校で働いた後、2004年に鎌倉にジャム専門店「ロミ・ユニ コンフィチュール」を開店した。

30種類以上もある手作りジャムの中から、イチゴとフランボワーズの「アニヴェルセール」とグレープフルーツのマーマレード「ブロンゼール」を選ぶ。ささやかだけど、ジャムが違うだけでも朝食がうんと楽しみになる。

「ロミ・ユミ コンフィチュール」では、ジャムの量り売りや「ロミ・ユミ」の空き瓶10個と好きなジャム1個を交換するプチ・エコ活動、それに他のお店と一緒にイベントも取り組んでいる。

松浦弥太郎氏の「カウ・ブックス」、ナガオカメンメイ氏の「d&department」はじめ、最近若者に支持されているオーナーのキャラが立っているお店は、モノを売るだけでなく、モノと場を媒介に顧客とコミュニケートする活動を通じて、さまざまなストーリーを自分たちのできる範囲でしっかりと用意している。

そんなそれぞれの取り組みが、客をファンに変容させていく。

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海野 尚史 HISASHI UNNO

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