小林秀雄と河上徹太郎

このところ、青山二郎と小林秀雄の間を往ったり来たりしている。青山二郎のことはブログにも何度か書いたが(青山二郎の話はこちら)、二人の友情はよく知られていて、青山二郎について書かれた本には、必ずといっていいほど小林秀雄が登場する。

小林秀雄については、『芸術新潮』の2月号で特集された「小林秀雄 美を見つめ続けた巨人」を読んだり(小林秀雄の話はこちら)、図書館で見つけた小林秀雄の講演録をiPhoneに入れて繰り返し聞いているのだが、4月4日発売の季刊誌『考える人』(新潮社)でも「小林秀雄 最後の日々」という特集を組んでいて、その付録が、なんと79年に行った最後の対談を収録したCD。対談の相手は、青山二郎と小林秀雄の二人と青年の頃から親交のあった評論家の河上徹太郎。

一瞬“呼ばれているなぁ”と思ったが、実はそんなことではなくて、小林秀雄没後30周年にあわせて、小林世代の読者を抱えている各誌が特集を組んでいるわけである。小林秀雄に反応する主な読者は、きっと、ぼくよりひとまわりもふたまわりも上だと思うが。

今日は、付録の対談CD(小林秀雄も対談相手の河上徹太郎も、すっかり酔っぱらっているところが、またいい)を聞く。二人の肉声を聞きながら、書き起こされたテキストを比べてみるのも楽しい。

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