昨日の新卒読書会で新入社員の稲葉さんから「…海野さんが新卒だった頃は、どんな(マインドセット)でした?」と聞かれた。社会人になったばかりの頃は、目の前にやりたいことがゴロゴロ転がっていた。「誰にも気兼ねなく、自分のことを自分で決められる…」そんなことは人生で初めてだったからね。ようやく自分が自分の主人になれた気分、とでも言おうか。だから、心配や不安などで立ち止まる暇もなく、いつも前のめりだったように思う。80年代という時代がそんな空気に包まれていたということが大きいかもしれない。

そんなこんなで、先の稲葉さんの質問には「成長志向だったと思うよ」と答えた。しかし、目の前にタイムマシンがあったとして、その頃に戻りたいかと聞かれても、戻りたいとは答えないね。その年代の特権でもある“根拠のない自信”のせいで、恥ずかしいこと、思い出したくないこともたくさんしでかしたから。「僕は二十歳だった。それが人生で一番美しい年齢だなどとは誰にも言わせまい」といったのはポール・ニザン?だったかな。今ではその言葉に(彼の真意は知らないし、「アデン・アラビア」も読んでいない)に共感する。

タイムマシンに乗れるなら」という質問には、これまでずっと「過去」を選んできたわたしは、ほんの2ヶ月ほど前に、行き先を「未来」へと転向した。さて、みなさんはタイムマシンにどちらをお願いするのだろう?なぜ転向したのかは、また別の機会に書きたいと思う。

eしずおかブログ“ほぼ100人”アンケート【静岡人の2択】の第4問目は
「タイムマシンに乗れるなら?」

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タイムマシンにお願い

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