12月1日にオープンした「
しずおかオンライングループ採用サイト」から、すでに多くの学生さんがエントリーしてくれています。ありがとうございます。今週の日曜日には、リクルートの就職ガイダンスにも参加します。2013年度の新卒採用活動は、まだ始まったばかり。地域の情報流通を通じて「街を豊かに、生活者の暮らしを豊かに」する 仕事に興味を感じる方、お待ちしています。 どんな学生さんとの出会いがあるのか、いまから楽しみ。
夕方からは、OさんNさんとの勉強会。今月と来月の2回で、『シェア』(レイチェル・ボッツマン、ルー・ロジャース、NHK出版)を読む。最近すっかり定着した感のあるSNSやスマートグリッド、リアルタイム技術によって、過剰消費の習慣から抜け出して、共同利用によって資源をシェアするエコシステム(コラボ消費)が可能になった、という内容。
ある製品を所有するのではなく、その製品から受けたサービス(利用した分)だけにお金を払う「プロダクト=サービス・システム(PSS)」や、 中古品や私有物を、必要とされていない場所から必要とされている場所や人に配り直す「再配分市場」、 時間や空間、技術、お金など、目に見えにくい資産を共有する「コラボ的ライフスタイル」など…のコラボ消費について、ほとんどが米国の事例ではありますが、多くの具体例をあげて紹介している。
『シェア』に参加するためには、既存の価値観を転換することが大切。コラボ消費の基本であるモノやサービスを所有しない利用を考えるためには、世の中の商品やサービスの再定義が必要ということですね。
『鏡の国のアリス』のルイス・キャロルの言葉を借りれば…こういうことか。
「ハンプティ・ダンプティは、ばかにしたように言った。
『言葉を口にする時、僕は思った通りの意味で使うーそれ以上でも、それ以下でもない』
アリスは言った。
『問題はね、言葉には数えきれないくらいいろいろな意味があることなの』
ハンプティ・ダンプティは言った。
『問題は、どちらが主人かということーそれだけだ』」
中身の文化的な認識が変化すれば、その言葉の意味も変化する。
「ホテルは、自分たちの商売を『ベッドシェア』とは呼びません。
クレイグズリストが、ライドシェアを『ヒッチハイク』とは呼ばないように」
OさんとNさんと今年一緒に読んだ本
・『あなたがメディア! ソーシャル新時代の情報術 』ダン・ギルモア 著(朝日新聞出版)
・『
コトラーのマーケティング3.0』フィリップ・コトラー著(朝日新聞出版)