昨日は夕方から静岡市民文化会館へ。氷室京介のコンサート目当てでにぎわっていた大ホール前の人混みを通り抜けて、中ホールで開催される、こちらは10代のジョン・レノンを描いた映画『
ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』の試写会へ向かう。
この試写会は、サールナートホールさんが運営する
静岡シネ・ギャラリーさんの開館7周年記念イベントであり、毎年この時期の行なわれている「シネ・ギャラリー会員の集い」として開催されたもの。
イベントの冒頭で挨拶されたシネ・ギャラリースタッフの川口さんのお話では、シネ・ギャラリーで1年間に上映される映画は約100本。開館7年目ということは、単純計算すればこれまでに約700本もの映画が上映されたことになる。
わたしもシネ・ギャラリーさんには随分とお世話になっているもののひとり。今年になってから先月までに観た映画を振り返ってみると17本ありました。月平均1本ぐらいかな、と思っていましたが、もうちょっと多かった。
・「ぼくのエリ 200歳の少女」
・「シルビアのいる街で」
・「アルゼンチンタンゴ」
・「クレイジー・ハート」
・「地球交響曲 第七番」
・「しかしそれだけではない。 加藤周一幽霊と語る。」
・「オーケストラ!」
・「ウディ・アレンの夢と犯罪」
・「ソラニン」
・「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」
・「ベジャール、そしてバレエはつづく」
・「千年の祈り」
・「ミツバチのささき」
・「ハートロッカー」
・「ジャック・メスリリーヌ(ルージュ編・ノワール編)」、
・「パレード」
・「アンヴィル!〜~夢を諦めきれない男たち~」
上記の映画以外で、観たかったけどいけなかった映画に「プレシャス」や「戦場でワルツを」「大雷蔵祭」などもある。
こうしてあらためて振り返ってラインナップを眺めてみると、(センスの善し悪しは別にしてくださいね・笑)いわゆるロードショーを上映する映画館やシネコンなどではなかなか上映されない、でも個性的で、好きな人にとってはぜひ観てみたい映画を、静岡に持ってきてくれているなぁ、と思う。本当に、静岡シネ・ギャラリーさんには感謝です。
イベントの第一部、ピーター・バラカンさんと小室等さんのトークショーの中でおふたりが、マス・メディアを通じて流れてくる情報だけで世界を観てしまいがちですが、マス・メディアが扱っている情報は、世界のほんの一部。世界はもっと多様で、世界の見方もいろいろある…というようなお話をされていた。
映画の世界も同様。ロードショーやシネコンで上映される映画意外にも、世界中で今も多くの素晴らしい(中にはとんでもない?笑)作品が生まれているはず。これからも静岡シネ・ギャラリーさんには、そんな素晴らしく、そしてさまざまな作品を静岡で紹介していただきたい。そして、静岡のみなさんも、ぜひ静岡シネ・ギャラリーさんで、新しい世界に触れて欲しいと思います。
静岡シネ・ギャラリーのみなさんへ。開館7周年おめでとうございます。これからも素敵な作品をたくさん静岡に紹介してください。楽しみにしています。
1月に上映予定の映画『
ハーブ&ドロシー』も、個人的は見逃せません!