[ブログ]ブログ登録者数は約2695万人、市場規模は約160億円総務省情報通信政策研究所が今月公表した「ブログ・SNSの経済効果の推計」によると、2008年度の国内のブログ市場規模は約160億円,関連市場も含めると約1961億円と算出しています。
SNS市場に比べてブログ市場における関連市場の売上が大きいのは、ブログ経由(アフィリエイトなど)での商品・サービスの売上額が大きく占めているためと推測できます……▼2009年1月末時点でブログ登録者数は約2695万人、2009年1月の月間ページビューを約205億と算出していますが、これは,国内大手64のブログ・サービスの集計によるもの。

2007年3月に公表された総務省の数字では、ブロガー数は約800万人でしたので、約2年弱の間にブロガー人口は3倍以上に増えたことになります。

[ブログ]ブログ登録者数は約2695万人、市場規模は約160億円2007年1月にオープンした「eしずおかもしもしブログ」も、今では静岡県中部地域を中心に5000名を超える方が利用しています。そして、ブログを新しく立ち上げる人数は、最近さらに増えています。

そのようにブログの勢いを日々実感していましたので、“3倍”という数字には少しも驚きません。

すでに、ブログは“モノ珍しい”時期を過ぎて、企業や店舗においても自社の情報発信をするメディアとして、なくてはならない時期に入ったのではないでしょうか。

アーリーアダプターからアーリーマジョリティーへの普及段階ですね。

ここ数年、新卒採用の面接時において、企業や社長ブログを事前にチェックする学生さんが多く、ブログを運営していない企業には、逆に何か(ブログをやらない)理由でもあるのではないか、と感じている学生も少なくないと思います。

ところで今回の集計に「eしずおかもしもしブログ」のブロガーさん約5000名が入っているか、ですが、総務省から調査依頼を受けた記憶がありませんから、たぶん集計外と思われます。

対象となっている64のサービスのほとんどは、全国をカバーしているサービスなのでしょうね。

国の発表する資料などを見ながら毎回感じるのは、その数字はどこで誰に調べたものか、どこまで参考にできるか、ということです。

「eしずおかもしもしブログ」をはじめ、地方で運営している地域ブログサービスを利用しているブロガーさんこそ、ブログを有効活用していると、わたしは自信をもっているのですが、そろそろ総務省の方にも、地域ブロガーさんの存在を認めていただきたいですね。

本調査ではブログとSNSの市場を、EC、広告、サービス、出版、ソフトウエアの5つの分野で構成しています。

気になるのは、ブロガー人口が約2695万人も増えながら、ブログ市場が約160億円という小さな市場規模という点ですね。このあたりの課題も日々実感しているので驚きません(笑)。

上記図表は「ブログ・SNSの経済効果の推計」(総務省調査)より転載しました。

詳しくは、「ブログ・SNSの経済効果の推計」(総務省調査)を参照ください。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000030547.pdf

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