センチメンタル・シティ・ロマンスのリーダー
告井延隆による「アコギで
ビートルズ」ライブを聴きにいく。会場は、すみや呉服町店3Fのオレンジホール……▼そういえば20年程前に、フュージョンバンドの
浪速エクスプレスのドラマーだった
東原力哉のライブを聴いたのもオレンジホールだったような……
50名も入れば満員というホールにパイプ椅子を並べた会場は、学園祭的な、いい意味でゆる〜い雰囲気。アコースティックギター1本のライブには、ぴったりでした。
会場からのリクエストに応じて、メロディとコードをちょこっとさらっただけで、すぐさま弾いてしまう場面は、なかなか貴重な体験。
「弾きやすいように勝手にアレンジするのではなく、ギタ−1本で、できるだけ忠実に再現したい」という告井さんが、本気で
ビートルズに取り組んでいるということが伝わってきました。
後期の特徴ある凝った楽曲よりも「プリーズ・プリーズ・ミー」「ウィズ・ザ・ビートルズ」「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」あたりの初期のアルバムに収められたシンプルなノリが魅力の曲ほど、アコギ1本で演奏するのは難しいようです。
次作は、そんな初期のビートルズの曲に挑戦するそうで、こちらも楽しみ。
「In My Life」「Here,There And Everywhere」「Here Comes The Sun」「Penny Lane」をはじめ、
ビートルズにはメロディの美しい曲がたくさんありますが、アコースティックギター1本で演奏することで、曲の美しさがさらに際立った素晴らしいライブでした。
そういえば、今年の9月には初のデジタル・リマスター化された
ビートルズ全オリジナル・アルバムが世界同時発売されるようですね。