今日10月4日は「古書の日」。いろいろある記念日の中でも、認知度の低い部類に入るのは間違いない。
今日に限らず古本屋(または古本)の話題が日常会話に出てくることもほとんどない。ブックオフに代表される「新古書店」を除いて、一人平均で一年間に何回位いわゆる古本屋を覗くことがあるのだろう。
ぼく自身も、たまたま近所に1軒残っている古本屋が夜10時まで営業しているので時々利用するけど、それでも月に2〜3回仕事帰りにふらっと寄る程度。
そんな古書事情であるわけですが、実はここ数年古書業界では新しい人たちがそれぞれのスタイルで古本屋を起ち上げている。
■フライング・ブックス
http://http://www.flying-books.com/
■オヨヨ書林
hhttp://www.oyoyoshorin.com/
■古書日月堂
http://www.nichigetu-do.com/
最近の傾向は、若い世代が従来の古本屋のイメージにとらわれない店作りをしていること。古本は新刊書と違い、同じタイトルでも1冊1冊それぞれ違う商品なので、店主の仕入れる品揃えそのものが店の個性になる。
さらに本の販売に加え、ポエトリー・リーディングや本にまつわるイベントを行ったり、フライング・ブックスではオリジナルCDも制作販売するなど、活動も幅広い。そしてそれぞれの活動全体をインターネットを利用して束ねている。
静岡市内では浅間通り商店街にいくつか古書店があるが、そのなかのひとつ「あべの古書店」さんは品揃えがぼく好みで、時々利用させてもらっている。
■あべの古書店
http://www.fuji.ne.jp/~hirosige/top.html
みなさんのなかで古本屋経営に興味のある方は、「古本屋になるには」と題して古書の日記念イベントが開催されるので参加してみるのも楽しいのでは。
講師はウェブ古書店「オヨヨ書林」の山崎有邦氏とライター・編集者の南陀楼綾氏繁(なんだろうあやしげ)氏。なかなか魅力的な講師陣です。
■古書の日記念イベント「古本屋になるには」 (東京都古書籍商業協同組合)
http://www.kosho.ne.jp/event/huruhonya2006/