アメリカ初の有人宇宙飛行に貢献した3人の女性の物語、映画『
ドリーム』(@
静岡シネ・ギャラリー)を観てきました。満席。数学者、エンジニア、マネージャー。それぞれ得意とする力を発揮して、成果を出しながら周囲の信頼を得、既存のルールを(前向きに、したたかに)乗り越えていく姿勢がすばらしい。
そんな彼女たちの可能性を公正に見極め、機会を与える(責任を引き受ける)上司や裁判官の存在も強く印象に残りました。“ダイバーシティ(多様性)”の必要性が叫ばれる昨今ですが、現場(当事者)と制度が両輪となってこそ推進できるのですね。
正式なNASAエンジニアを目指すメアリー。自分の運命の決定権を持つ裁判官の心を動かす説得力のあるプレゼンテーションが見事。自分が欲しいものを手にしたければ、誰かが与えくれるのをただ待つのではなく、自ら意思表示すること。
