
先日、静岡市初の地ビール醸造所「AOI Brewing」(アオイブリューイング)を開設した
満藤さんにお話を聞きながら、そういえば満藤さんとおなじような話をどこかで聞いたなぁ、と思っていた。それで、思い出したのだけど、それは
『ヒップな生活革命』(佐久間裕美子著、朝日出版社)の中で紹介されている“ヒップ”なひとたちの話。
“サード・ウェーブ”のコーヒーショップを開いていたり、男性のための床屋を始めたり(???だと思いますが、興味ある方は本書で)、ムダを出さない責任ある食べ方を提唱する食料品店だったり、究極の地産地消?ともいえる都会のビルの屋上農園(もちろん有機栽培で、空気の浄化に一役買い、消費は階下の街で)や、エンジニアド・ガーメンツをはじめとしたメイド・イン・ニューヨークの人たちだったり…。
共通しているのは、置かれた状況を理解し、衣食住の習慣を見直し、いま自分の目の前にあることを一つひとつ丁寧に行っていこう、という姿勢。ひとことでいえば、今いる場所で豊かに暮らすための地に足が着いた生活、でしょうか。
「
おいしい手造りビールを一所懸命に造って、地元の人に愛されながら、いつまでも飲み継がれようになれたらうれしい。ぼくは、きっと地元の人よりも静岡を愛してますから」という満藤さんの言葉から、今静岡で一番のヒップな人を連想したのでありました。
※満藤直樹さんのインタビュー記事は、11月の「インタビューノート」(日刊いーしず)で公開します。