先週の週末から山岸凉子の『
日出処の天子』第6巻を探しているのだが、少しも見つかる気配がない。その数日前まで手元にあったのだが…。
大石直哉さんのように漫画は
電子書籍で読むようにすれば、どこかに置き忘れるなんてこともなくなるのだろうな。
かわりに、今日は今市子の『
百鬼夜行妙』を読み始める。妖怪物・霊能物なのだけど、ぼくには少しも怖くは感じられない。どちらかといえば、心温まる物語である。それは、主人公・律の父親の体に住みついている龍の姿をした式神「青嵐」や妖魔の兄妹尾白・尾黒が、分をわきまえた憎めないヤツらという点が大きい。時には、彼らの妖魔としての陰の一面も見てみたいものである。
年末に向けて、本の断捨離。午後、ブックオフに本を売りにいく。78冊で1,340円。平均して、一冊約17円也。その足で、新静岡セノバのジュンク堂へ。ワゴンに積まれた『
ランチパスポートしずおか』の売れ行きをチェックした後、娘に頼まれたロシアの作家ウラジーミル・ソローキンの新作『
青い脂』を買う。
いいタイトルとは思えないが、表紙のイラストもまた変わっている。2068年、雪に埋もれた東シベリアの遺伝子研究所。トルストイ4号、ドストエフスキー2号、ナボコフ7号など、7体の文学クローンが作品を執筆した後に彼らの体内に蓄積されるという不思議な物質「青脂」をめぐる不可思議な物語。ロシアの大地を舞台に、謎の教団やタイムマシンも登場するらしい。先日は稲垣足穂の『人間人形時代』を頼まれたばかり。その次がウラジーミル・ソローキンである。彼女の興味の幅は、すごいスピードで広がっていく。
帰りがけにセノバのクリスマスツリーで「
womoスタンプラリー」のスタンプをゲット。スタンプが3個たまったのでさっそくスロットに挑戦したところ、米澤よう子さんの表紙イラストがスマホにダウンロードされました。
・『ひと月にひとりの物語』第4回大石直哉さん
http://interview.eshizuoka.jp/e968562.html
・『電子書籍スタートガイド』大石直也
http://digitalbook.eshizuoka.jp/e923877.html
・womoスタンプラリー
http://womonews.eshizuoka.jp/e960038.html