第70期将棋名人戦七番勝負第4局

今日と明日の二日にかけて、第70期将棋名人戦七番勝負の第4局が静岡市葵区の「浮月楼」で開催される。森内俊之名人に挑戦するのは、羽生善治王位・棋聖である。

昨日の前夜祭には、川勝静岡県知事のほか田辺静岡市長、鈴木浜松市長、そして徳川宗家18代当主の徳川恒考氏も姿を見せて、静岡市で開催される名人戦に対する地元をあげての期待感が感じられた。

リラックスした雰囲気で、時には笑顔も見られた羽生挑戦者に対して、終始緊張した表情を崩すことのなかった森内名人。ライバルふたりの対照的な表情が印象的だった。森内名人からは「スフィンクスのような」内に秘めた気迫が確かに伝わってきた(気がした)。

将棋の盛んな静岡県、徳川家ゆかりの静岡市で、持てる力をフルに絞り頑張りたい」と語った羽生挑戦者。そして「将棋の歴史の地にふさわしい、内容の濃い将棋を指したい」と語った森内名人。第3局までの対戦成績は森内名人の2勝1敗である。

結果は明日になってみないとわかりませんが、名人戦が静岡市で開催されることは私たちの想像以上に大きなことかもしれないと感じた前夜祭だった。

大盤解説会は、22日と23日の両日、静岡市民文化会館3階大会議室で開催される。
将棋ファンだけでなく、多くの静岡市民にぜひ出かけていただきたい。

・22日は午後1時半から、23日は午前8時半から受付開始。
・先着順に300名。入場料は2日間共通1500円。

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海野 尚史 HISASHI UNNO

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