アカルイ未来を考えるニュースサイト「ワイアード・ヴィジョン」主催のセミナー「21世紀の広告ビジネス」の2回目。

会場は、株式会社ワイアードヴィジョンの会議室。ゆりかもめ竹芝駅から徒歩3分、ニューピア竹芝ノースタワーの20階。眼下に浜離宮と隅田川が見下ろせる素晴らしい景色が広がっている。……▼今日のテーマは「各種メディアの余波」。パネラーは、2チャンネル管理人の西村博之氏、音楽ジャーナリストの津田大介氏、元電通マンで現在はメディアビジネスコンサルタントをしている千田利史氏。

Googleの登場で既存メディアも広告界も大きな変革を余儀なくされているのは周知の通り。
では「Googleの次に登場するものは?」というのがこの日のテーマでした。

既得権益という居心地の良さをメディアが手放せないのであれば
メディアが主体となって自ら変化を起こす可能性よりも、
広告会社が客体から主体となる可能性の方が大きい?

「つながる」ことの価値が社会的に大きくなっているのであれば、
「つながる」ことの象徴でもある検索における「リンク」の進化は
不可欠ですよね。

つまり「リンク」が進化するということは、
リンクの数以外に、結びつく2つの論理的関係
(例えば「結果と原因」「目的と手段」「結論と根拠」など)
をも検索させてしまえ、ということでも考えられるわけで、
そうなれば、数少ない絞り込みで
探し物を見つけられる確率は飛躍的に高まりそうです。

ただし、コンピュータに文脈を読み解かせることができれば、
ですが。

地域の情報を地域の人に届ける(つなげる)ことが
〈しずおかオンライン〉の事業と考えれば、
より精度の高いリンク機能を提供するにはさらにどんな方法があるのか、
社内でもきちんと検討することの必要性を感じました。

最近話題の「ニコニコ動画」や「セカンドライフ」に対する
西村氏のストレートな(身もふたもない)考察が印象的でした。

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