静岡県の西部地域を中心に活動している若手建築士の任意団体「Learn-Network」の「第5回 LN建築デザイン展」に行ってきました。会場は、菊川駅から徒歩3分ほどの「赤レンガ倉庫」。 Learn-Networkのみなさんに会うのは、2002年の「第1回建築デザイン展」以来7年ぶり……
第5回 LN建築デザイン展


会場には、イベントの案内を送ってくれたこころ現代民家研究所の山下晋一さんをはじめ、代表の鈴木庄一さん、さんさい工房の村松謙一さん、倉布人の倉田布美江さんなどのLearn-Networkのメンバーの他、西部地域の建築関連業界に携わっている方など、20数名が集まっていました。

18時過ぎに始まった「LN8年の軌跡・まちづくり活動報告」の中で、Learn-Networkがこの7年間で多くの経験と実績を積み重ねてきたこと、建築の専門家として地域社会に積極的に参加してきたことなどを聞かせていただきました。

子供のための建築教室「ダンボールハウス」「ダンボールドーム」などのワークショップや、スローライフin柳井(山口県)での「金魚ドーム」、「竹の丸自習室」の活動報告など、代表の鈴木さんの熱い語りが、彼らの地域に対する思いとして伝わってきました。

前回お会いした時は、みなさん30代前半で、独立間もない若々しい建築士という印象でしたが、いまでは40代も目前。これからは地域の建築専門家として、その中心になっていくはずです。

「竹の丸」の保存と活用を地域全体で考えよう、という「竹の丸自習室」の取り組みでは、行政と民間と地域の生活者の三者の関係のあり方がとてもうまくいったようです。

Learn-Networkの活動が県西部地域にとどまることなく、全国に活動の場が広がっていくことを期待したい。「LN8年の軌跡・まちづくり活動報告」を聞きながら、そんなことを考えました。


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