昨年11月に米国ポートランドで仕込みをしたオリジナルビール「
Charlie Cherry Red Ale」が、船便でようやく日本に届きました。20リットルの樽2本。表参道の自由大学と同じ敷地にあるCOMMUNE 2ndのお店「iKI-BA 粋場」でお披露目となりました。
泡は目立たず、赤みを帯び、すこし濁りのあるビール。ポートランドの「Labrewatory」でビールづくりを指導してくれたチャーリーさんによれば、アルコール度数が8%ぐらいのハイアルコールのビールは「ウィンターウォーマー」と呼ばれ、まさに冬のビールなのだそう。「Charlie Cherry Red Ale」のアルコール度数は11度を超えている(超えてしまった)。長年ビールづくりに関わってきたチャーリーさんも、これほどハイアルコールのビールは初めてだったとか。仕込み工程を経たビールが、発酵、濾過を終えて出荷できる状態になるまでに約2ヶ月。11月に仕込んだビールの飲み頃は2月のバレンタインの季節になることを想定して、フレーバーにチェリーを使用して、バレンタインらしい赤い色のビールに。
樽1本は、初日で完売。「Charlie Cherry Red Ale」は、ビールというよりもワインのような重い口あたりでした。中サイズのグラス1杯で、十分な飲みごたえ。大ジョッキをかたむけて喉ごしを楽しむ生ビールとは違って、時間をかけてゆっくりと味わいながら飲むビールも悪くありません。
ポートランドのお酒シーンを紹介するブログ「オ州酒」を運営していているレッドさんによれば、人口50万人ほどのポートランド市には約70ほどのクラフトビール醸造所があり、美味しい、そして、新しいビールづくりを競い合っているという。そして、多くのビール醸造所が、事業としても成長しているそうです。最近では、日本の地方でも市販のビールでは味わえない、個性的で美味しいご当地ビールが増えてきています。“ビールで地方創生”は、一挙両得? 桜の樹の下で夢を見るのも楽しそうです。
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