この秋、自由大学の「Brewing Camp in ポートランド」に参加して、ビール作りを体験してきました。その時に作ったビール(現在貯蔵・熟成中)のアルコール度数が11度になりそうだ!というお知らせが、昨日、ポートランドから届きました。今回私たちのビール作りを指導してくれたのは、少量生産で実験ビールを作っているブルワリー「Labrewatory」のチャーリーさん。仕込みが終わった時に「熟成後は9.5度ぐらいになるだろう。これは、この醸造所で作った過去最高の度数のビールだ」と話していたベテラン・ブリュワーのチャーリーさんの予想を2度も上回るとは。いったいこのビール、どんなビールになろうとしているのか?

私たちがレシピを考えて仕込んだビールは、チャーリーさんによれば、ベルジアンスタイルのホップの効いたウィンターウォーマー。バレンタインデーの季節をイメージしてチェリーのフレイバーを加え、赤い色のブランデータイプ(そう聞こえました)のビールになるはず。人口約60万人のポートランドには約70のクラフトビール醸造所があり、サワー系ビールや樽で寝かしたビールなど各ブルワリーごとに味を競っている。そんなポートランドでも私たちのビールは、アイデアも度数も希少タイプのようです。

アルコール度数11度のウィンターウォーマーは、きっと飲み方も変わるんじゃないだろうか。最近、「とりあえず」で飲むビールがおいしく感じられなくなっているので、じっくり味わいながら時間をかけて飲めるビールであるとうれしい。ビールの名前は、「Charlie Cherry Red Ale」(仮称)。指導してくれたチャーリーさんの名前、フレーバーとして使用したチェリー、赤い色のビールになるはずなのと、この企画をコーディネートしてくれたレッドさんの名前をかけたRed、そんなエールビール。そのビールが2ヶ月後に船で日本に送られてくる。2月に予定している自由大学での「Charlie Cherry Red Ale」お披露目パーティーが待ち遠しい。

「Labrewatory」でビール作りを指導してくれたチャーリーさん(写真右)とレッドさん。
Charlie Cherry Red Ale Beer。


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海野 尚史 HISASHI UNNO

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