2月26に「シズオカアプリコンテスト」(主催:静岡市、協力:NPO法人静岡情報産業協会、しずおかオープンデータ推進協議会)の最終コンペティションが開催されました。「シズオカアプリコンテスト」は、静岡市が公開しているオープンデータを活用した「静岡を元気に!」するアプリやアイデアのコンテストで、今回が第1回目。会場のシネシティーザート(静岡市葵区)は、ほぼ満席でした。

 ・「シズオカアプリコンテスト」公募作品はこちら
  https://shizuoka-app-awards.jp/apps/list

 コンテストには全国から116件(アプリ部門69、アイデア部門47、開発登録者数110人は全国1位)の応募があり、最終選考に通過したのは14名。静岡市で育児をするママのための「予防接種通知アプリ」、旧東海道ウォーキングを楽しむ「東海道今昔物語」、アレルギー疾患のある子どもをもつ家族が安心して外食を楽しめるために飲食店のメニューのアレルゲンを共有する「アレルギーシェア」「静岡市地震災害防衛隊」「しずいくまっぷ」「静岡の街並、いま昔」など、静岡市が公開しているオープンデータを使ったアプリは、いずれも生活に密着したものでした。

 共通して感じられたのは、いずれのアイデアも、提案者自身が自分や家族の暮らしのなかで必要としているもの、ということ。それらは、提案した方に限らず、ほかの静岡市民にも求められているものではないかと思いました。税金を使って収集された公共データを解放して、民間のアイデアと技術を使ってカタチにする、その可能性が具体的に伝わってきた「シズオカアプリコンテスト」でした。それにしても、アイデアに加えて、それらを実現する技術のある人、そして自分自身の時間を使って取り組む人が、こんなにもいるのですね。

市民のアイデアと技術が、地域の暮らしを変える。







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海野 尚史 HISASHI UNNO

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