
今日から読書週間が始まりました。だからといっていつもと何かが変わるわけではありませんが、普段なかなか手にしにくい本を選ぶきっかけにしてみるのは悪くないでしょう。
25日放送のNHKハイビジョン番組「名作平積み大作戦」は、「燃える!平積み現場」と題して読書週間特集。この番組は毎回2名のゲストが名作といわれる本を1冊持ちより、スタジオに集まった書店員さんにプレゼンし、勝った本を書店員さんが自分の勤務する書店で1カ月間平積みするというもの。そしてプレゼンの際の重要な評価ポイントに手書きPOPがあります。
■NHK名作平積み大作戦
http://www.nhk.or.jp/hirazumi/top.html
読書週間特集では、これまでに平積みされた本が実際に何部売れたのか、その実売部数でランキング。結果、実売部数は最少のもので1部、最も売れた本が約600部強。この数字を見てスタジオの書店員さんも、なぜこんなに差がでるのか驚きの表情をかくせないようでした。本を売ることがいかに難しいことか、書店員さんだけでなく視聴者も実感したことと思います。
ちなみに第1位は、安部公房の『R62号の発明』。プレゼンター江川達也(漫画家)の手書きPOPもダントツ人気でした。
■R62号の発明(安部公房)
http://www.nhk.or.jp/hirazumi/result/016robot.html