新卒読書会
この4月にしずおかオンラインに新卒入社した池戸君・伊藤さんと、今年度第1回目の新卒読書会を開いた。開いたといっても、今日は顔合わせ。 昨年の読書会では、ぼくが毎回1冊のテキストを選んでいたのだが、量的にも質的にも深く読み込めず、中途半端になってしまった点を反省。今年は、ぼくが選ぶのではなく、ふたりが今興味を持っているテーマや本について取り上げ、何回かに分けて読み込むことにした。

池戸君は、郊外を含む都市論や広告コピーについて興味があるのだそうだ。伊藤さんは、経済やマーケティング、消費の現場で起きている変化について、実例から学んでみたいという。

伊藤さんのいう消費の現場で起きている変化というのは、
「良いものであれば費用はかける消費者と、とにかく価格が安いことにこだわる消費者に、消費者が大きく二極化している」と、営業でお店の方と話をする中で感じたという。そんな消費の現場の変化に、媒体はどう対応すればいいのか…と。
…頼もしい新入社員なのだ。

ふたりが候補としてあげてくれた本の中から、初回は、東浩紀の『思想地図β-vol.1』を取り上げること決定。『思想地図β』は、東浩紀氏に興味があるという池戸君のリクエスト。ちょうど、vol.1の特集が「ショッピング/パターン」ということで、ショッピングモールの地方性や多様性、ショッピングという消費行動の中にみえる共通言語を扱っている。都市論と消費論の両方にまたがっているのも好都合。

『思想地図β』をめくりながら、「難しそう…だけど、おもしろそう」という池戸君と伊藤さんと一緒に、楽しい読書会にしていきたい。
次回の進行役は池戸君。どんな読書会になるのか、ちょっと待ち遠しい。。。


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