はじめまして、〈しずおかオンライン〉の海野尚史です。

「womoネット」はたまたま見たけど、
〈しずおかオンライン〉という会社は知らない、
という方もいるかと思いますので、
最初に出版社〈しずおかオンライン〉という会社についてお話しします。

        ◇  ◆  ◇ 

「全国誌に負けないクオリティの雑誌を、地方の視点で作ろう」と思いたち
出版社(スタートはフィールドノート社)を立ち上げたのが1993年。

93年はバブル景気の崩壊が始まったといわれる年。
その頃は、グローバルとローカルを掛け合わせた
「グローカル」という言葉が流行っていました。

わたし自身も東京から静岡に帰ってきたばかりということもあって、
「これからは地方誌であっても、国際的、同時代的な感覚を持ちながら
地方の独自性・存在感を示せるような本が求めらるはず」と、
そんな気負う気持ちもあったように思います。

創業の頃は「出版は、リスクばかりで儲からない商売だから止めときなさい」
「これまでも静岡でタウン誌が成功したためしはない」などなど
広告営業や取材で出会う経営者としての諸先輩、広告スポンサー様、
そして業界関係のみなさまから、親切で温かい声援を数多くいただきました。

創刊号は「静岡アウトドアガイド」。
全国的に見てもニッチなジャンルの雑誌でしたから
回りのみなさんの声がまんざらウソではないことは
今となっては痛いほどよくわかります。

それでも「全国誌はいろいろあるけど、なぜ静岡にはないんだろう?
あったら俺は買うだろうな」と思える本を企画しては作ってきました。

「オートキャンプガイド」「ルアー&フライフィッシング」
「日帰り温泉」「スキー&スノーボード」などのレジャーガイドブック、
インターネット創生期には「静岡版ホームページガイド」、
そして「インテリア雑貨」「レストランガイド」「ラーメン」などの
グルメ・タウン情報などなど…

東京じゃなくても、静岡にだって
きっとこんな情報を待っている読者はきっといるはず、と勝手に思いつつ
明日に向かってひたすら走りつづけ
(吉田拓郎みたいですが…オーバー40の人はわかりますね)
今では、ご覧いただいている「womoネット」を始めたり
月刊フリーマガジン「womo」なども発行しています。

創業時も今も変わらないことは、
「あなたの一番身近な媒体社」になりたいという思い。
〈しずおかオンライン〉はこれからも
静岡“発”&“初”のテーマを探し、
みなさまの“知りたい”を最適な媒体を通じて
発信していこうと考えています。
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海野 尚史 HISASHI UNNO

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