駿府城公園の紅葉山庭園内にある茶室「雲海」で開催された茶禅の会に参加しました。「雲海」は付け書院のある数寄屋造りの茶室で、広間は8畳。木と畳の香りが漂う空間は、何度来ても清々しい気持ちになります。

広間と庭の間にある畳敷きの入側は開放感があって、大好きな場所のひとつ。ここからの眺めは季節が身近に感じられて気もちいい。「そのままここで昼寝したいなぁ」と、いつも思ってしまいます。

最近では、駿府城公園あたりでも外国人観光客を見かける機会が増えましたが、巽櫓だけでなく、紅葉山庭園の茶室も外国人観光客におススメしたいスポット。第3日曜日に開かれる「羅漢の会」の茶会は、誰でも予約なしで体験できるそうです。

今回の茶禅の会はM先生による「水無月の茶会」という趣向。お軸の文字は「源深流自遠」、鮎のおとり篭の花器に屋形船 の香合、そして菓子は「夏越の祓」にちなんで水無月をいただきました。冒頭、M先生から、水無月の「無」は神無月の「な」と同じ連体助詞の「な」で、「水の月」という意味ですよ、と念押し?のお話が。 ほかのみなさんはご存知だったようですが、わたしははじめて知り、すっきりした気持ちになりました。

水無月の茶会。




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水無月の茶会。


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海野 尚史 HISASHI UNNO

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