先日、伊豆地域のインバウンド客増加に向けた取り組みについて、伊豆地域富士山静岡空港利用促進連絡会・運営アドバイザーの朱珠(しゅじゅ)さんのお話を聞く機会がありました。自身も中国人である朱珠さんの「中国人が親子3人で旅行するときに、平均して24~25個のお土産が必要になる、その内訳は…」というお話に、昨今話題の“爆買い”の理由が腑に落ちました。
国内においても、雑誌の定番の特集の一つに「手土産」を扱った企画があるなど、旅行と土産は切り離せません。仕事関係や初対面の相手には定番の商品(個包装で長持ちするもの)から選び、一方、親しい人には目新しい商品で喜ばせたい、ということもあります。いずれにしても土産は、観光消費の中でも大きな割合を占めています。新しい土産品を開発・販売し、大きく育てていくことは、地域経済においても期待されています。
昨日は、平成27年度の「
静岡おみやプロジェクト」(主催:B-nest 静岡産学交流センター)商品開発講座がありました。「自社で開発すべき新商品とは」というテーマに続き、静鉄ストア、松坂屋静岡店、新東名サービスエリア「しずおかマルシェ」の責任者が、それぞれの目指す店舗像、売場・商品戦略のポイントについて話されたのですが、作り手ではなく、販売側の立場の話はなかなか聞く機会が少なく、貴重なものでした。今年で7年目になる「静岡おみやプロジェクト」。「うなぎパイ」「こっこ」に続く、第3、第4の静岡の新しい土産品が誕生して欲しいものです。
写真は「第6回静岡おみやプロジェクト」でお披露目された田丸屋さんの開発した「
カマンベールWASABI」。わさびのシャキシャキした食感と、クリーミーなカマンベールチーズの相性が新鮮な洋風わさび漬。大人の土産におすすめです。