土曜日に、「第4回しずおかコピー大賞」の表彰式がありました。先日、「広告批評」の創刊編集長で「CM天気図」などのコラムを書いていた天野祐吉氏が亡くなり、広告が巷で話題になることがますます減ってしまったと感じていましたが、「第4回しずおかコピー大賞」の会場は、地元企業の魅力を表現する広告コピーの話題で熱気に包まれていました。

今回の応募人数は510名、応募作品数は2928作品。こんなに多くの人が広告コピーを考えて、しかも応募までしてくれたとは…、本当にすごいことだと思います。その中から、大賞および協賛社賞が発表されたので紹介します。

【大賞】課題3:はたらく自分が好きになるコピー

「お困りですか?」私服の私が言えないことを
 制服の私は簡単に言う。


受賞者は、後藤 梨沙さん。専門学校浜松デザインカレッジの学生さん。コンビニでアルバイトをしている時に、このコピーが浮かんだそうです。実体験という裏付けのある言葉は、説得力があり、共感をよぶ力がありますね。


今回は、しずおかオンライングループから「eしずおかブログ」と「womo」が協賛させていただきました。ということで、こちらの受賞作品も紹介します。

eしずおかブログ賞 課題4:今日も「ブ活(ブログ活用)」をしたくなるコピー

「ソースはブログだけど。うまいね、このパスタ。」

検索でたまたま見つけたブログの記事を参考にすることってありますよね。どこの誰かは知らないけれど、それほど期待もしていなかったけれど、それが意外と頼りになる内容だったりすることも。そんなブログの距離感がよく表現されています。「ブログだけど。」の句点も効いている。さらに、ブログとパスタに「ソース」をかけているところもユーモアが感じられて◎でした。

  受賞者の菊本 聡子さん(静岡大学)(写真左)とeしずおかブログの八木編集長。
第4回しずおかコピー大賞:「eしずおか賞」「womo賞」発表


 womo賞 課題5:新しい「好き!」と出会いたくなるコピー

「たいくつな日を、たいせつな日に。」


フリーマガジンとウェブサイトで、静岡の「グルメ」や「ビューティー」「ヘアサロン」「スクール」などの情報を発信している「womo」。「womo」を通じて、新しい発見や出会いを見つけていただくことで、たいくつと思っていた日常が、特別な日になってくれたら、媒体運営者として、それほどうれしいことはありません。そんな願いをきれいに表現してくれていると思います。“たいくつ”と“たいせつ”の一文字を入れ変えただけで、マイナスからプラスに大きく反転するところがおもしろい。ゴロも◎。

   受賞者の松崎 誠さん(写真左)と「womo」副編集長の望月麻希さん。
第4回しずおかコピー大賞:「eしずおか賞」「womo賞」発表


ファイナリストに残った弊社の内藤君と東さんも、おめでとう。受賞は逃しましたが、いい作品でした。見直しました!本当です。

年々盛り上がりを見せる「しずおかコピー大賞」。その成功の影には、企画から協賛社集め、学校回り、会場や凄腕料理人の手配までこなす実行委員長・片桐義晴さんの存在があってこそ。片桐義晴さん、今年も素晴らしい「しずおかコピー大賞」でした。お疲れ様でした。

第4回しずおかコピー大賞:「eしずおか賞」「womo賞」発表


片桐義晴さんの「しずおかコピー大賞」への熱い想いは、インタビューノートで公開中!
 【日刊いーしず】インタビューノート:コピーライター 片桐義晴氏
 → http://interview.eshizuoka.jp/e942803.html


第4回しずおかコピー大賞:「eしずおか賞」「womo賞」発表



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