富士山頂で御来光を待つ登山者たち。
静岡県によると7月の静岡側の富士山登山者は6万5360人、前年同月と比べて約4割増えたそうです。入山料(1000円)の支払期間中も登山者数は減少することもなく、周辺の観光施設、宿泊施設ともに利用客は大幅に増加。登山口毎の登山者数は、富士宮口3万3477人、須走口約2万人、御殿場口約1万1000人。構成資産の富士山本宮浅間大社は観光客が約2割増、静岡市と伊豆市を結ぶ駿河湾フェリーの乗客は約5割増加。登山者や観光客数の推移から、世界遺産効果は予想以上に大きいことがわかります。
そういうわたしも今週、富士山に登ってきました。富士登山は30年振りだったのですが、これも間違いなく世界遺産登録効果。話題の入山料も払って今年限りといわれている富士山バッチをもらうつもりでいたのですが、こちらは実現できず。というのも、支払う場所にまったく気づかなかったのだ。
今回の富士登山で利用した九号五勺の胸突山荘。山小屋のスタッフの方に聞いたところでは、宿泊者は昨年よりも少ないそうだ。登山者は4割も増えたのに、山小屋の利用者が減っているというのはどういうことなのか。この日の山小屋の宿泊者も定員の1/3程度でした。
下の写真は、これまで1400回以上も富士山に登っている、ミスター富士山こと實川欣伸さん。實川欣伸さんには、今回の登山中に3回も遭遇した。初日、登り始めの午前11時過ぎに1回目下山中の實川さんと出会い、午後、この日2回目を登る實川さんに追い抜かれ、二日目の朝7時すぎには1回目を登る實川さんとまたまたすれ違う。實川欣伸さんは、月のうち20日は富士山に1日2回登り、1ヶ月で40回、それを5ヶ月続けて年間200回登頂の5年連続達成をめざしている。その實川さんには7月にインタビューして、富士山のいろいろな魅力を語っていただいた。その内容は8月の「
インタビューノート」にアップしますので、関心のある方はお楽しみに。
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・インタビューノート「ミスター富士山:實川欣伸さん」第1回
『ジモトリップ富士山』(発行:しずおかオンライン)
富士山麓で地元旅!