今日は、
(財)満井就職支援奨学財団にお招きいただき、
第6期支援塾生のイベント(社会人交流会)に参加してきました。
事務局からわたしに与えられたテーマは、
「大学、就職、起業などの岐路の場面で何を大事に選択・決断してきたか、
思い通りにいかない場面をどう乗り越えてきたか」。
わたしには、自分の経験してきたことを振り返ってみることしかできませんので、
自分の体験談をお話しさせていただきました。
一方で、学生や社会人のみなさんと対峙してみて感じたことは、
参加者のみなさんと自分の距離(立ち位置)を測ることの難しさ。
本当に聞いてみたいことは何なのか、わたしの言葉は届いているのか、
少しは期待に応えられているのか…。参加者のみなさんの表情を見ながら
思いはかろうと努力してみましたが、話しながらその場の雰囲気を掴んで、
上手に伝えることは難しい。
もちろん、わたし自分が話下手なことが一番の原因です(笑)。
「大学、就職、起業などの岐路の場面で何を大事に選択・決断してきたか、
思い通りにいかない場面をどう乗り越えてきたか」
というテーマでわたし自身が若いみなさんにお伝えできるのはこれだけ…
きっとその答えはみなさんの心の奥底にあって、
「自分の好きなことを信じること。
自分自身を信じて、一歩踏み出すこと」
という至極当たり前のこと。
働き方研究家の西村佳哲氏の言葉ですが、
“仕事”は “ 人生”と、 “ 働き方”は “ 生き方”と背中合わせで、
ほかの誰も肩代わりすることができません。
それらは一人ひとりの生き方に直結していて、極めて個別的なもの。
普遍的な言葉で語りきれるものではないのではないでしょうか。
だからこそ、自分の好きなことをもっと好きになる努力が大切。
たんに“好き”というのではなく“大好き”になるには、それ相応の努力が必要ですし、
その時点では“無駄かもしれない”と思うことに努力し続けるには、
そんな自分を信じる力が必要ではないかと思うのです。
「
未来に先回りして点と点を繋げて見ることはできない。
君たちにできるのは過去を振り返って繋げることだけなんだ。
だからこそバラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで
必ず繋がっていくと信じなくてはならない」
というスティーブ・ジョブズの言葉を思い出しました。
学生のみなさんには、学生時代から将来の準備に心砕くことも大切ですが、その前に
「
どうしても今やらずにはいられないこと(点)に没頭してみること」
を忘れないでほしい、そう思います。
進行役をしていただいた理事長の満井義政さんは、
わたしが新卒入社したアルバイトタイムスの創業社長でとても影響を受けた方、
事務局の内田美紀子さんは当時の同僚で、
同じく事務局の田中志穂さんは一時期
しずおかオンラインで一緒に働いた仲間、
そのうえ、会場にはアルバイトタイムス時代の先輩であり
キャリアクリエイト社の社長であり、同時に
しずおかオンラインの役員として
いまでも大変たよりにさせていただいている杉山孝さんもいて、
なんだか同窓会のような気分の一日でした。