昨日の新卒読書会で新入社員の稲葉さんから「…海野さんが新卒だった頃は、どんな(マインドセット)でした?」と聞かれた。社会人になったばかりの頃は、目の前にやりたいことがゴロゴロ転がっていた。「誰にも気兼ねなく、自分のことを自分で決められる…」そんなことは人生で初めてだったからね。ようやく自分が自分の主人になれた気分、とでも言おうか。だから、心配や不安などで立ち止まる暇もなく、いつも前のめりだったように思う。80年代という時代がそんな空気に包まれていたということが大きいかもしれない。

そんなこんなで、先の稲葉さんの質問には「成長志向だったと思うよ」と答えた。しかし、目の前にタイムマシンがあったとして、その頃に戻りたいかと聞かれても、戻りたいとは答えないね。その年代の特権でもある“根拠のない自信”のせいで、恥ずかしいこと、思い出したくないこともたくさんしでかしたから。「僕は二十歳だった。それが人生で一番美しい年齢だなどとは誰にも言わせまい」といったのはポール・ニザン?だったかな。今ではその言葉に(彼の真意は知らないし、「アデン・アラビア」も読んでいない)に共感する。

タイムマシンに乗れるなら」という質問には、これまでずっと「過去」を選んできたわたしは、ほんの2ヶ月ほど前に、行き先を「未来」へと転向した。さて、みなさんはタイムマシンにどちらをお願いするのだろう?なぜ転向したのかは、また別の機会に書きたいと思う。

eしずおかブログ“ほぼ100人”アンケート【静岡人の2択】の第4問目は
「タイムマシンに乗れるなら?」

さて、あなたは「未来」「過去」どちらを選びますか? 投票はコチラから!

現在の投票結果(途中経過) ↓  ↓



昨日は、4月に入社した新卒メンバー3名と第1回目の新卒読書会を開いた。今年は、新卒組が社内にも声をかけて、先輩社員の参加者も募ることにした。いろいろな経験のあるメンバーが参加すれば、1冊の本を素材にして、様々な意見や考え方を共有できるからね。それに、新入社員と先輩社員のコミュニケーションのきっかけにもなるかなと。

…ということで、第1回目の読書会は、新入社員の稲葉さん、大石さん、内藤くんに加えて、企画営業課の矢崎さん、スクール担当の太田さん、そして中途入社の酒井さんという顔ぶれとなった。

ファシリテイター役の内藤君の進行ぶりは落ち着いたもので、第1回目としては上出来な読書会になったと思う。稲葉さんの用意してくれたワークシートは、参加者の意見を引き出し、議論を深めるうえでとても効果的だった。大石さんや酒井さんの「今までで一番不安に思ったこと」「その時に、どう取り組んだか」を共有できたのもよかった。それに矢崎さんや太田さんの、自分自身の経験からの発言は、新卒のメンバーには説得力があったのではないかと思う。次回の新卒読書会が、いまから楽しみである。


今回読書会で使用したテキストは、『小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密』(ピーター・シムズ、日経BP)。

一部の天才を除いて多くのイノベーターは、試行錯誤を繰り返しながら、徐々にブレークスルーを発見していく。失敗や挫折を恐れずに、執拗に努力する。それは、わたしたちが新しいことに取り組む時に、まず「何を知らないか」事体を知らないし、やってみなければわからない…、ということでもある。

標的が未知(状況が流動的、不確実)の場合は、細かな計画を立てる変わりに、すばやく小さな賭け(失敗=学習)を繰り返すことのほうが有効である

…ということですね。そのようなことを事例を交えて紹介している一冊である。

「ほとんどの成功した起業家は、素晴らしいアイデアを発見してから起業したわけではない。あのGoogleの創業者ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンでさえも、巨大企業を作るとかウェブ上の情報検索に革命を起こそうとしたわけではなく、スタンフォード大学のデジタル・ライブラリ・プロジェクトの協力者として、図書館のオンライン書籍検索で検索結果表示の優先順位をいかに決めるかという、ささやかな問題の解決からスタートしている。そこから“ページ・ランク・アルゴリズム”が誕生したのだ。

ただし、その時点ではGoogleがいかにして収益を確保するかについて、ブレークスルーはみえていなかった。ゴーツー(後のオーバーチュア)のアイデアを借用してアドワーズを開発し、結果として今に至ったというわけだ。つまり走りながら、それを発見していった」(本書より一部抜粋)

本書の中で、ピクサーの事例も取り上げられている。創業時のピクサーは、アニメーションを制作することが本業ではなく、コンピュータグラフィックス製作用の専用コンピュータを販売する会社だった。そのコンピュータを販売するためのプロモーション映像として作成された赤ちゃんランプの「ルクソー・ジュニア」の映像から、トイ・ストーリーにつながる成功が始まった。

本書を読みながら、2006年に開催されたピクサー展 〜『トイ・ストーリー』から最新作『カーズ』まで〜」会場で見た「ルクソー・ジュニア」を思い出した。稲葉さん、大石さん、内藤君にも、将来、ジョン・ラセターやエド・キャットムルになり得る可能性がある。そのためにも、まずは失敗を恐れずに「小さな賭け」を繰り返してほしい。

ピクサーについては『メイキング・オブ・ピクサー〜想像力を作った人々』(D.A.プライス著、早川書房)に詳しく描かれている。物語として読んでも楽しめるおすすめの一冊。






フラメンコ・ギタリスト井澤憲一氏による映画音楽の演奏である。
昨日は、「サールナートホール・静岡シネギャラリー」で開催された「シズオカ×カンヌウィーク2012」のレセプションパーティーに出席した。

会場の名前でもあるサールナートとは、お釈迦様が初めて仏教の教義を人びとに説いたといわれる場所。彼の地の仏塔をイメージして建てられたサールナートホールの屋外に設けられた、夕暮れのパーティー会場に、井澤憲一氏のクラシック・ギターの音色が心地よく響いていた。この日の演奏曲は映画イベントに合わせて、映画「ニューシネマパラダイス」のラストで流れるテーマ曲など、誰もが一度は聴いたことのある映画音楽。

実は井澤憲一氏は、わたしのギターの先生でもある。井澤先生の歯に衣着せぬ言葉に時々心が折れそうになるが、上達しない生徒を破門にすることもなく、根気づよく指導してくれることに常々感謝している。パーティー終了後、井澤先生とラスタパスで飲み直す。映画の話の中で先生もビリー・ワイルダー作品が好きであること、そして囲碁を打つことを知る。女優では映画「あなただけ今晩は」のシャーリー・マクレーンが好みだとか…。

「ニューシネマパラダイス」のラストで流れるエンニオ・モリコーネの切なくも美しい曲を、井澤先生のギターで久しぶりに聴いたのですが、この曲はいつ聴いても胸がキュンとするなぁ。この曲が流れる中、キスの場面が延々と続くラストシーンのために、この映画は作られたのではないかと思うほど。

「シズオカ×カンヌウィーク」のラストを飾るミッドナイト鑑賞会も、おおいに盛り上がることを期待したい。




編集者の仕事は、作家と一緒に「本」を作るだけではない。
下北沢の出版社フリースタイルでは、作家と一緒に版画作品もプロデュースしているのだ。

先日、フリースタイルに注文していた版画が届いた。
中身は「ストップ!!ひばりくん!」30th Anniversaryを記念して製作された作品。

タイトルは『ストップ!!ひばりくん! 【ストラトキャスター】』。

漫画家江口寿史氏の代表作「ストップ!!ひばりくん!」コンプリートエディション第1巻
(小学館クリエイティブ刊行)のカバーとして使われた一枚である。
(この作品がどのような表紙にデザインされたのかご覧になりたい方は、コチラへ)
この絵を黒澤明などの版画製作も手掛けたベテラン摺師、尾崎正志氏が版画化したのだ。

さっそく部屋に飾ってみると、初夏らしいさわやかな風が流れてきた(気がした)。
ひばりくんは、こうみえて男の子である。だから“くん”づけなのだが、
ひばりくんは学校では女で通していて、家族以外はその秘密を知らない。

記憶の中のひばりくんは、とてもアナーキーな振る舞いをする。
そんな彼女(彼)にストラトキャスターがよく似合っている。


タイトル:ストップ!!ひばりくん! 【ストラトキャスター】
・制作年 2011年
・エディション 100/150

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eしずおかブログーほぼ100人アンケート【静岡人の2択】
第3問 「新東名高速は、もう使った?

 おかげさまで祝100名達成!!



昨日は、「eしずおかブログ」の姉妹サイトである豊橋市の地域ブログ「どすごいブログ」さんと、浜松市の「はまぞう」さんを訪問。ユーザーさんやブロガーさんに毎日使っていただける魅力ある地域ブログサイトを目指す上で、いまどんな取り組みが必要か…などについて情報交換させていただいた。これからは今以上に積極的に「地域ブログ」の有効活用法を提案していきたい。今年度もブログ講座を開催する予定です。内容とスケジュールが決定しましたら、「eしずおかブログ」のお知らせでご案内しますので、ぜひご参加ください。


夕方からペガサートで開催されたサイエンスカフェin静岡へ。
4代目店主の坂本健吉先生と5代目店主の阪東一毅先生mにご挨拶する。

 ・坂本先生と阪東先生へのインタビュー「科学はみんなのもの」はこちら
       ↓   ↓
   http://unno.eshizuoka.jp/e872624.html

昨日のサイエンスカフェのテーマは、土屋麻人先生(静岡大学理学部物理学科)による「超弦理論で解き明かす宇宙誕生の謎」であった。インタビューの際に、「宇宙」「富士山」「化石」が人気、と言われたとおり会場は満員御礼状態。

内容は、物の最小単位(素粒子)は一次元の「弦(ひも)」でできているとする「超弦理論」を駆使して宇宙を探る研究のお話。「超弦理論」は、宇宙の森羅万象全てを説明できるのではないかと期待されている究極の理論だそうで、この理論によると宇宙は実は3次元空間ではない可能性がある…という。そんな難解なお話を聞きに平日の夕方に、100名以上の老若男女が集まっていた。60回目の開催を迎えてサイエンスカフェin静岡も、すっかり地域に定着してきたようだ。

土屋先生の講演が終わり、質疑応答で、大人に交じって、
ある小学生がこんな質問をしていた。

宇宙空間では、なぜモノは浮くのですか?

さらに別の小学生からは、こんな質問が…

特異点とは一つの点のことですよね。
 だとすると、ブラックホールにも特異点はあるのですか?


何を意味しているのか、わたしにはさっぱりわからないが、阪東先生の危惧していた「子どもたちの理科嫌い、物理離れ」は杞憂になりそうな、そんな予感がした。

サイエンスカフェin静岡に負けないように「eしずおかブログ講座」や「eしずおかブログ」も満員御礼を目指したい。

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“ほぼ100人”アンケート 【静岡人の2択】
第3問「新東名高速は、もう使った?」
 
ただいまの投票数は85票です。100名まであと15票!

  投票はコチラから → http://www2.eshizuoka.jp/survey_result.php?id=98



おかげさまで『womo』静岡版が、創刊7周年を迎えることができました。
毎月『womo』静岡版を読んでいただいている8万5千名の読者のみなさま、
そしてご支援いただいている顧客のみなさま、ありがとうございます。

『womo』静岡版7周年を記念して、街頭配布を行いました。
静岡市役所前の青葉公園あたりでピンクのシャツを着たwomoスタッフに混じって、
わたしも25名の方に手配り。快く受け取っていただいたみなさま、ありがとうございます。

『womo』浜松版では、静岡街中エリアを特集。
「浜松まつり美人スナップ」を誌面で公開しています。

6月も『womo』を上手に活用して、素敵な時間をお楽しみください。


7周年記念号については、『womo』副編集長望月麻希のブログをご覧ください。
         ↓   ↓
   ・http://fukuwomo.eshizuoka.jp/e903175.html





今日と明日の二日にかけて、第70期将棋名人戦七番勝負の第4局が静岡市葵区の「浮月楼」で開催される。森内俊之名人に挑戦するのは、羽生善治王位・棋聖である。

昨日の前夜祭には、川勝静岡県知事のほか田辺静岡市長、鈴木浜松市長、そして徳川宗家18代当主の徳川恒考氏も姿を見せて、静岡市で開催される名人戦に対する地元をあげての期待感が感じられた。

リラックスした雰囲気で、時には笑顔も見られた羽生挑戦者に対して、終始緊張した表情を崩すことのなかった森内名人。ライバルふたりの対照的な表情が印象的だった。森内名人からは「スフィンクスのような」内に秘めた気迫が確かに伝わってきた(気がした)。

将棋の盛んな静岡県、徳川家ゆかりの静岡市で、持てる力をフルに絞り頑張りたい」と語った羽生挑戦者。そして「将棋の歴史の地にふさわしい、内容の濃い将棋を指したい」と語った森内名人。第3局までの対戦成績は森内名人の2勝1敗である。

結果は明日になってみないとわかりませんが、名人戦が静岡市で開催されることは私たちの想像以上に大きなことかもしれないと感じた前夜祭だった。

大盤解説会は、22日と23日の両日、静岡市民文化会館3階大会議室で開催される。
将棋ファンだけでなく、多くの静岡市民にぜひ出かけていただきたい。

・22日は午後1時半から、23日は午前8時半から受付開始。
・先着順に300名。入場料は2日間共通1500円。



金色のリング


日本平上空、曇り空の中で金冠日食を確認。
7時30分過ぎ、太陽の上に月が見事に重なり金色のリング状に光って見えました。
iPhoneアプリで太陽の軌道を確認しながらの観察でした。

さて、みなさんは金冠日食をご覧になりましたか?

・eしずおか:ほぼ100人アンケート【静岡人の2択】
 第2問「金冠日食は見るつもりだ(見た)」 
  投票は → コチラ 



恋文

快晴。「今夜はブギーバック」を聞きながらプールへ。1500m。泳ぎ始めてからもしばらく頭の中で流れていたが、泳ぎとリズムがまったくかみ合わない。表拍と裏拍、手足の動きがバラバラになりカラダが沈んでいく。まぁ、あたりまえか。

午後、『向田邦子を旅する』(マガジンハウス)をペラペラと眺めていると、エッセイ集『眠る盃』のこんな文章に目が止まった。

偏食・好色・内弁慶・小心・テレ屋・甘ったれ・新しいもの好き・体裁屋・嘘つき・凝り性・怠け者・女房自慢・癇癪持ち・自信過剰・健忘症・医者嫌い・風呂嫌い・尊大・気まぐれ・オッチョコチョイ………きりがないからやめますが、貴男はまことに男のなかの男であります。 私はそこに惚れているのです。

向田邦子の愛の告白である。相手は、彼女のかけがえのない存在だったマミオ。
猫科で一癖ありそうだが男らしい、いい名前である。実際マミオは、彼女の愛猫なのだ。

そのまま『向田邦子の恋文』(新潮社)を再読。
昭和38年11月から翌39年2月にかけて、向田邦子がN氏(向田邦子が“人生をかけた人”)に宛てた手紙5通、電報1通、N氏から向田邦子への手紙3通、N氏の日記を公開したもの。

最初に手にしたときは、向田邦子の手紙に興味が惹かれた。甘えたり、ちょっと拗ねてみたり、愚痴をこぼしたり…。細やかな心遣いとユーモアが感じられるN氏への手紙からは、作品からは窺い知れない一人の女性としての素の姿を垣間みることができる。

今回はN氏の日記に関心をもちながら読む。時候に加えて、その日放送されたの彼女の番組に対する感想、それから昼食や夕食の献立が律儀に書き留められている。

「……昼食:トマト、キュウリ、卵2、パン…。5時 邦子来る。夕食:さしみ、邦子製八宝菜、わかめの酢のもの、おでん と豪勢に並べてパーティー。10時 邦子帰ってゆく。 新聞¥56、バス¥35、国電¥40、ジュース¥25、資料¥800」(昭和38年12月24日のN氏の日記より)

放送作家としてラジオやテレビの締め切りに追われて、しょっちゅうホテルに籠って原稿を書いていたという向田邦子宛の手紙に、N氏はこんな言葉を添えている。
 …では仕事が一段落したらー
  ーそんなのないとおっしゃいましょうけどー
  おめかしもどうぞ。
  では もう一度、大事にね。


「睡眠不足」で「さすがに疲れていて」「少しばてていて」「連日の徹夜続きのせいか、やつれがひどい」状態だった向田邦子が、唯一こころ安まる場所がN氏だった。そして昭和39年2月9日のN氏の日記にはこんな記述も…。

邦子はコタツで横になって満足そう。ふと可哀想にもなったりする。

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 第2問「金冠日食は見るつもりだ(見た)」 → 投票はコチラから




(c)小山宙哉著、講談社「モーニング」

これは、美術出版ネットワークスが開発した電子書籍ビューワbookpicである。アプリではなくwebブラウザで読むタイプ。HTML5で作られデバイスを問わないので、どこからでもアクセスでき、誰でも手軽に読める…のだ。

表示されたページ上の写真や文章に、Twitterを使って読者の感想やコメントなどをつぶやくことができ、他の読者の口コミを共有できるところがbookpicの一番の特徴。Facebookとも連動している。読者がコミュニティ化しやすい雑誌との相性がよさそうだ。

共通の嗜好をもった読者同士の口コミを同じページ上で読むことができ、それらのつぶやきを見たフォロワーはダイレクトにそのページにアクセスできる。ソーシャルリーディングとSNSを通じた誌面拡散のふたつのメリットが考えられる。

わたしもさっそく無料で公開されている漫画「宇宙兄弟」のページにつぶやいてみた(上の画像。真ん中上の吹き出しがわたしのつぶやきである)。その瞬間に、わたしのTwitterのフォロワー約400名の方と、「宇宙兄弟」の巻頭見開きページがつながったわけである。実際に何名のフィロワーさんがアクセスしたかもわかると面白い。

昨日は、美術出版ネットワークス・プロデューサーの竹内寿氏にbookpicについてお話を伺ったのだが、機会があればそのあたりも聞いてみたい。

現地に詳しい方の口コミを参考にしたい旅行ガイドとの相性も悪くないと思う。

竹内氏の説明にもあったがbookpicは見開き(横長)表示が標準なので、どうしても誌面が小さくなってしまう。そのあたりは、今後の課題ということです。

・美術出版ネットワークス電子書籍ビューワbookpic
  https://bookpic.net/

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eしずおか:ほぼ100人アンケート【静岡人の2択】
 第2問「金冠日食は見るつもりだ(見た)」 → ただいまの投票数44票




今日は、しずおかオンライングループ囲碁部の4時限目の日。ということで、仕事帰りに碁を打ってきた。

メンバーは、囲碁部部長の市川君、6月下旬に発行予定のガイドブック『日帰りナビ』の取材を終えて参加した出版制作部志水部長、新企画「静岡人の2択」で第1問目から101名に投票していただき順調なスタートを切ることができたeしずおかブログ編集長の八木さん、通勤途中にニンテンドーDSで囲碁修行しているというデザイナー関口さん、そして最近2児のお父さんになったばかりのSOLアイアーキテクト社長の山本さんとわたしの6名。

志水部長が市川君に、山本社長が関口さんに勝利した。わたしは八木編集長と対戦。もちろん白星を重ねるつもりで挑んだのだが、最初から最後まで一度も先手を取れず、結局初の一敗を喫してしまった。「えっ、ここで?」という場面で長考する八木編集長ではあったが、内容はわたしの完敗である。すこしも優位にすすめることができなかった。

これで全員に土が付き、勝敗は横一線となった。これからが楽しみである。

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・ほぼ100人アンケート【静岡人の2択】→第2問金環日食は見るつもりだ。(見た)



ランチ旗

B-1グランプリの初代&2代の連続チャンピオンで、いまでは全国的に知られる富士宮やきそば。しずおかオンラインでは、富士宮やきそば学会公認の『富士宮やきそば-公式ガイドブック』を発行している。ご存知でしたか?

 ・ご存じない方はこちらをポチッ!!
 
富士宮やきそばの話題を広める上で一役買ったのが、富士宮やきそば学会のユーモアのセンス。「富士宮焼きそば学会」という名前からして?と思わせる。一般的には「富士宮やきそば協議会」あたりだろう。その他「やきそばG麺」だとか「三者麺談」「三国同麺協定書」「天下分け麺の戦い」「辛麻(カラマー)族の兄弟 」など、いずれのネーミングもシャレが効いていて楽しくなる。(それらの意味するところは、「富士宮焼きそば学会」HPでご確認ください)

そんな富士宮やきそば学会の新たな取り組みのニュースが届いたので紹介したい。

今度は、「富士宮やきそばランチ旗」である。

(C)富士宮やきそば学会・認定品 <模造禁止>

かわいいランチ旗である。「富士宮やきそば(学会)」のノボリ旗をモチーフに、デパートのお子様ランチが輝いていた昭和のよき時代をリスペクトしたデザインとなっている。子供達からお年寄りまでを、ちょっと笑顔にするのがコンセプトだそうだ。

富士宮市の地元商店街の催事やイベントなどで本品を進呈・無料配布するほか、土産品や販促グッズとしても販売し、富士宮市の広報や宣伝にも役立てていくそうだ。

企画制作は、本ブログではおなじみのシャーマン三輪氏。シャーマン三輪氏は、『富士宮やきそば-公式ガイドブック』の著者でもある。

富士宮やきそばランチ旗」の実物をご覧になりたい方は、5月19日(土)・20日(日)のイベント「エコパのB級グルメ」会場で。子どもたちがランチ旗を作る企画があります。会場には、シャーマン三輪さんも駆けつけているそうです。ご本人に会いたい方も今度の週末は「エコパのB級グルメ」会場へ。三輪さんのトーレードマークは、個性的な髪型です。

ランチ旗の制作販売には「障害者支援」も想定し、制作技能を習得した障害者の方が講師になって各地に出向く講習会の開催なども目指しているそうです。

商品詳細──────────────────────────────
■仕様:
旗紙サイズ56 × 22 ミリ、両面印刷 3 / 1 色
(ベジタブルインク)、食品衛生法に適合した上質紙を使用。
楊枝サイズ91ミリ・刺しやすい四角形タイプ・白樺中国製。
制作は日本国内(印刷、手作業の糊づけ、他)
*白樺楊枝の製造は中国が主のため国産楊枝の選択は現在ほぼ不可
・初期ロットパイロット版/2012年4月下旬発売(一般販売予価:2本100円)
■企画・販売/フジNo38良品(準備室)


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「eしずおかブログ」ほぼ100人アンケート【静岡人の2択】
  えっ、ちょうど100人になっている!
  第1問「実は、はんぺんは黒より白が好き。







eしずおかブログのトップページで始まった新企画「静岡人の2択」。

サイト利用者の8割強が静岡県中部地域在住者であるeしずおかブログ。
そのeしずおかブログ利用者のみなさんに毎回アンケートに参加(ポチッ)
していただくだけの簡単な企画である。

栄えある?第1回目の質問は「実は、はんぺんは黒より白が好き」である。
静岡人としてはちょっと気になる質問ではないかと思う。

現在(5月15日午前9時15分時点)のところ、圧倒的に「黒はんぺん派」ですね。
はんぺんなんて静岡じゃ言わないでしょ」というコメントもいただいています。
たしかに「はんぺん」じゃなくて「はんべ」ですよね、
「はんぺん」なんていってる時点で、静岡人としてはちょっとすましている。

静岡人の2択」では、世論調査や白書、行政のアンケートでは、
取り上げてくれない質問を積み重ねることで、
静岡人の真の姿を浮き彫りにしてみたい…そんな野望も(わたしは)抱いている。

リアルでカミングアウトするにはちょっと気が引ける質問、
日常生活では親しい人にも聞けないネタ、
あまりにささいな小ネタだけどみんなはどう思っているのか気になる…そんな質問も
どしどし取り上げていきたい。

静岡人の2択」は、みなさんの参加があって成り立つ企画。
ぜひ“ポチッ”をお願いします。

ほぼ100人アンケート「静岡人の2択」
      ↓   ↓
  http://www2.eshizuoka.jp/survey_result.php?id=96





コラム熱


今日は、社員の結婚披露宴に出席した。会場は、袋井市にあるフィオレンティナというイタリアンレストラン。レストランウェディングに出席したのは初めてでしたが、終始リラックスした雰囲気に包まれた気持ちのいい披露宴でした。社内ではグルメで知られる新郎三輪君のセレクトだけあって、料理もとても美味しかった。三輪君、本当におめでとう。

このところ意識して、コラムをパラパラと拾い読みしている。古いところでは山本夏彦や向田邦子あたり、80年代以降では中森明夫、泉麻人、ナンシー関あたり、比較的新しいところで小田嶋隆など。現在連載中のものでは、川上未映子の「おめかしの引力」(朝日新聞夕刊)がお気に入りである。

行きの電車の中で、雑誌『フリースタイル』18号を読む。今号は「COLUMN IS DANCING コラムは踊る!」ということで、コラムの大特集号なのだ。「コラムは雑誌の〈華〉」とは初めて聞いた言葉だが、なるほど…雑誌に彩りを添えるだけでなく、盛りだくさんで雑誌をときめかすのもコラムの役割。

特集では、作家や編集者、書評家、ライター、ブロガー、大学の先生など、総勢26名がさまざまなテーマと書き口でコラムを書いている。最近のコラムのスタイルをざっと眺めてみるには、ぴったりの一冊なのだ。

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eしずおか“ほぼ100人”アンケート 【静岡人の2択】
ただいまの質問は「実は、はんぺんは黒より白が好き?」である。

 静岡人であるあなたには「白黒」はっきりしていただきたい。
           ↓ ↓
  http://www2.eshizuoka.jp/survey_result.php?id=96





映画『海燕ホテル・ブルー』上映後に舞台挨拶に立った(写真左から)若松監督、俳優の片山瞳さん、地曳豪さん、そして井浦新さん。

今日は、先月〈eしずおかブログ〉上でご案内した「eしずおかブロガーさんご招待! 若松孝二監督舞台挨拶&新作上映会」にでかけてきた。会場は、静岡シネ・ギャラリーさん。

映画『海燕ホテル・ブルー』は、一人の女・梨花をめぐる3人の男の話。主演の地曳豪さんが演じた、一人の男(幸男)が壊れていく姿が見ものか。

今年75歳ながらも精力的に作品を撮り続けている若松監督による舞台挨拶も魅力的でした。『キャタピラー』と『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』の二つの作品の間に、思い切り“遊び”ながら撮ったのだそうだ。

昭和三部作の二つ『キャタピラー』と『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』などのテーマ性の強い作品を撮っていると、“遊び”というか、もっと自由に、純粋に映画づくりを楽しみたくなるのだろう。映像は、なつかしのATG作品を彷彿とさせる。

片山瞳演じる男を惹きつけて離さない女が、映画の鍵となっている。映画のラスト近く、女を求めて地獄(大島の砂漠)に落ちていく男たちに向かって女が叫ぶ「愚かな人たち!」というセリフが、あまりにもストレートだった。女の叫ぶ言葉に動揺してしまった愚かな自分の姿を誰にも気づかれないように会場を後にした。

・映画『海燕ホテル・ブルー』上映情報
 5月12日(土)〜25日(金) 静岡シネ・ギャラリー
               http://www.cine-gallery.jp/



1勝1敗のタイで迎えた第70期将棋名人戦七番勝負第3局、森内俊之名人が羽生善治挑戦者に勝って2勝1敗に。第4局は、いよいよ静岡市に森内名人と挑戦者羽生さんを迎えて、浮月楼別館「明輝館」で開催。「スフィンクスのような」にも書きましたが、5月22日、23日の両日が楽しみですね。

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eしずおかブログ〉トップページで実施(期間4月2日~5月5日)しました〈eしずおか〉利用者アンケートの集計結果がまとまりましたので、みなさまにご報告させていただきます。

現在(2012年4月末時点)のeしずおかブログがどれだけ見られているかの指標となる月間ページビュー数は、約800万PV。サイトへの月間訪問者数は、55万9,494人。口コミ情報の発信媒体であるブログ数は、8,580個となっています。地域別にると、静岡市に登録されているブログは、3,301個(38%)。焼津・藤枝・島田・牧ノ原地域が、1,472個(約17%)。県東部地域が708個(約8%)

今回のアンケートは、eしずおかブログのトップページの簡易アンケート機能を使って行ったもの。総回答者数は585名、回答者の母集団は「トップページの閲覧者」です。質問毎に回答者も異なっていますので、あくまで参考としてご覧ください。

全体の概要は以下のとおり。
 1.男性より女性が多い。
 2.30代、40代、続いて50代が中心。
 3.自営業者が多く、次いで会社員。
 4.静岡市民が全体の60%(県中部地区83%)。
 5.興味ジャンルは突出したものがないが、グルメ・レジャー・生活系人気


詳しくは、ブログ記事をご覧ください。
 http://news.eshizuoka.jp/e897723.html

アンケートにご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました。




【お知らせ】『womoビューティー・ヘアサロン』のFacebookがオープンしました。

2012年2月に実施しましたアンケート「womo女子のリアル消費白書」(回答者数227名)
によると、静岡女子のSNS利用実体は下記のとおり。

 ・ブログ  39%
 ・mixi   23%
 ・Facebook 16%
 ・Twitter  15%


この1年だけを見ると、womo読者においてもFacebookの利用者数が最も増加。
スマートフォンの利用者とSNSの親和性が高いこともあり、
womo読者のFacebookをはじめSNS利用者は増えていくと予想されます。

遅ればせながら、5月1日に『womoビューティー・ヘアサロン』のFacebook
オープンしました。 「いいね!」ボタンを“ポチっ”していただくと、
静岡のエステ・ヘアサロンのお得なクーポンを毎日お届けします。

Facebookお持ちの方「いいね!」をお願いします。



毎週月曜日に76.9FM.Hi!スタジオから生中継している「eしずおか探検隊」。
今日のゲストは、静岡県内の大学生が発行している雑誌「静岡時代」のみなさんでした。

3月までは学生だったしずおかオンラインの新入社員稲葉と大石
(背後に立っている黒服のふたり)も今日は特別出演!
このふたり、今後どこかでみなさまとお会いする機会があると思います。

中継に参加できなかったもう一人の新入社員内藤君とあわせて、
どうぞよろしくお願いいたします。

今日の放送は、コチラからご覧いただけます。↓ ↓
 http://eshizuokatv.eshizuoka.jp/e888753.html

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静岡版『womo』5月号(10ページ)で紹介しています
第1回 Shizuoka知的ラボ Girl's★カレッジ」を6月16日(土)に開催します。
頑張るwomo女子を応援するイベント。

128名様の無料ご招待枠に対して
すでに多くのお申し込みをいただきました。
ありがとうございます。

若干名ではありますが、まだご招待枠があります。
興味のあるwomo読者のみなさまは、ぜひご参加ください。

詳しくはコチラ → http://www.womo.jp/campaign/nikkei/w/0


【イベント概要】「第1回 Shizuoka知的ラボ Girl's★カレッジ
 ・開催日時:6月16日(土)17:00〜20:00(予定)
【イベント内容】
 ・第1部:「ここで差がつく仕事の“眼”セ」ミナー(講師:大野正子)
 ・第2部:映画『GIRL』上映会

【主催】日本経済新聞社販売局、静岡県日経会、株式会社しずおかオンライン
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連休の最後の一日。今日も快晴。
昨日に続いて静岡シネ・ギャラリーへ。今日は、映画「人生はビギナーズ」を観る。

75歳にしてゲイであることをカミングアウトして残りの人生を謳歌した父と、
友達は犬と仕事、臆病な性格ゆえか恋が長続きしない中年男(息子)の
悲喜こもごもの物語。

いくつになっても、一歩を踏み出すことはできる…わけだけど、
その一方で、車谷長吉「悩みのるつぼ」(朝日新聞連載)での名言
生が破綻したときから、人生は始まる」を思い出す。

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eしずおかブログの「みんなにアンケート」第5回が始まっています。
今回の質問は「今いちばん興味があるのは?」です。
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これは行かねばなるまい。ということで、午後は静岡シネ・ギャラリーへ。
映画「フラメンコ・フラメンコ」を観る。

スペインに次ぐフラメンコ人口を有するらしい日本ではあるけど、観客は20名弱。
日本でフラメンコといえば踊り(バイレ)のイメージが強く、教室も多い。
そのせいか、観客も女性が中心である。

映画はマリア・アンヘレスが歌う「緑よ、お前を愛している」から始まり、
現代フラメンコの世界を全21幕の構成で描いている。
絵画的な美しい舞台と照明、カメラワークが素晴らしい。

4幕目は男性二人による「フラメンコ・ピアノ」の演奏。
「フラメンコ・ピアノ」なるジャンルがあることは、この映画で初めて知った。
最後から2幕目に、パコ・デ・ルシアが登場。

シューズのかかとを踏み鳴らすサバテアードや、
踊り手やギタリスト、歌い手の呼吸に合わせながらたたくパルマ(手拍子)を
さりげなく実演できたらかっこいいだろうねぇ。




海野 尚史 HISASHI UNNO

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