「本」の死

新しモノ好きの性か、電子書籍の新しい端末やらフォーマットやらの話題は気になるものの、その行く末、つまり「死に方」ついては深く考えたことがなかった。11日にアップされたマガジン航の「電子書籍が死んだなら」を読みながら、どこかに無くしたり、貸したまま戻ってこなかったり、焼けてしまったり(確率はかなり低い)でもしなければ、「本」はいつまでも手元に残っているものという当たり前のことに気づく。たとえ、出版社が倒産しても、本はいつもと変わらずここにあるのだ。
一方、電子書籍は、「ストアの死」「フォーマットの死」「端末の死」「出版社の死」など、さまざまな「死」の可能性を秘めているという。電子書籍の出版社が死んだ時、その書籍の権利はどうなるのだろう?これからの出版社は、自身のそんな可能性をも想定して、準備しておかなければならないようだ。

・マガジン航「電子書籍が死んだなら」
http://www.dotbook.jp/magazine-k/2012/02/11/when_your_ebook_pass_away/

・しずおかオンラインの「電子書籍」
「本」の死

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