自分の暮らす見慣れた町の景観について人の意見を聞く機会はなかなかありません。先日出席した静岡市都市局建築総務課主催の「御幸通りの良好な景観形成に向けた説明会」では、地元商業者や不動産オーナー、行政担当者などの御幸通りの景観に対する考え方などを聞くことができて新鮮でした。

景観デザインは、心理的効果だけでなく、都市の活性化や経済効果にも好影響を与えると聞きます。JR静岡駅から江川町交差点を経て、駿府城跡、官公庁街、浅間神社参道に通じる御幸通りは、静岡市を象徴する大通り。「静岡市の玄関口にふさわしい、駿府の風格と都市の賑わいを感じる景観づくり」という目標が達成された時に、御幸通りがどのような景観になり、街にどんな変化が起きるのか楽しみです。といっても、実現されるのは、まだまだ先のようです。

先月、富士山静岡空港を利用して出かけた島根県の松江市は、人口20万人ほど。静岡市と比べれば小規模な街ですが、武家屋敷風の家が堀に面して軒を連ねる塩見縄手通りや、宍道湖、堀川、京橋川沿いの水都としての風景、そして街並みに馴染んだデザインの個性的なお店など、街中でも歴史や文化、自然、そして新しい変化を感じる景色に出会うことが多く、とても魅力的な街でした。

京橋川沿いの夜景もいい雰囲気。写真右手のライトアップされたレトロな建物は、昭和初期に建てられた旧日本銀行松江支店をリノベーションした「カラコロ工房」。アクセサリーや小物、アートなどの手作り教室やショップが集まった施設として観光客にも人気のようです。

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静岡県の IT業界研究イベント【SOL-TECH for Students】第2回を開催します!
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静岡市の玄関口にふさわしい、駿府の風格と都市の賑わいを感じる景観づくり。




静岡市の玄関口にふさわしい、駿府の風格と都市の賑わいを感じる景観づくり。



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