分福茶釜』に続く細野晴臣さんと鈴木惣一朗さんの対談集『とまっていた時計がまたうごきはじめた』(平凡社)。お正月のあいだ、ふたりの掛けあいをじっくり味わいながら読んでいました。対談集というとお堅いイメージがありますが、細野さんの言葉を借りれば「熊さんが聞いてご隠居が答える」という落語の図。もちろんご隠居役は細野さんで、熊さん役が鈴木さん。

「ご隠居が熊さんの質問に戸惑い、無理矢理答えるというのが面白いわけで、ご隠居が面白いわけではない」と細野さんはいいますが、やっぱり細野さんはおもしろいし、人として興味がつきません。細野晴臣さんと鈴木聡一朗さんは同じ干支で、年齢差は細野さんがひとまわり上。自分の一回り先にこのような先達がいる人はしあわせですね。

   写真は、正月2日、スーパームーンに照らされた駿河湾と、写真では見えませんが正面には富士山。

『とまっていた時計がまたうごきはじめた』。




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『とまっていた時計がまたうごきはじめた』。




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