「地方創生の評価と展望」(静岡県立大学地域経営研究センター)の最終講義は、静岡県立大学鬼頭宏学長による「人口減少時代をどう迎えるか?歴史に学ぶ地方創生」。日本列島の人口推移を、縄文時代までさかのぼって振り返りながら、長い歴史の中で、現在はどのような時期なのかを確認。過去の日本列島には4回の人口減退期があり、人口減退期は次にやってくる新しい文明の胎動期ではないか、という視点は興味深いものでした。視野が広がります。

人口減少、超高齢化が社会問題となっている現在は、日本列島において5回目の人口減退期の入口あたり。同時に、今この瞬間を新たな21世紀文明の胎動期ととらえると、少し目線が高くなります。

超低出生率社会の類似性について、フランスの歴史人口学者エマニュアル・トッドが家族類型で示したこと(父親の力が強い権威主義的家族において低い)を、エッセイストの酒井順子は『儒教と負け犬』(2009年、講談社文庫)の中で直感的に掴んでいるとは、鬼頭宏学長の指摘。酒井順子もすごいけれど、学長が酒井順子をチェックしていることにも驚きました。

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人口減退期のこの瞬間は、新たな21世紀文明の胎動期。









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