『クリエイティブ都市論』(リチャード・フロリダ、ダイヤモンド社)の序文を読み始めて、そういえば半年ほど前に読んでいることを思い出しました。内容以前に、何を読んだかも覚えられなくなってきました…。

静岡市美術館で開催中の「デンマーク・デザイン」展へ。会場には、フィン・ユール、モーウンスン、ウェグナー、ヤコブセンの作品が…。北欧のインテリアデザインは人気がありますが、こと椅子に関しては、デンマークに名作が多いですね。

人気のヤコブセンのアントチェアは、デザインの完成度もさることながら、成型合板の曲木技術を使うことで、背と座面を一体にした世界初の椅子なのだそうです。暮らしの中の豊かさにおいて、デザインの果たす役割の大きさを実感します。製造やサービス産業の均質化が進み、コスト競争に陥りがちな中で、これからの時代は、デザインを含むクリエイティ産業が力を持つ、というリチャード・フロリダの提言を思い出しました。

最後の展示室には、実際に座り心地を体験できる作品もありました(写真)。ウェグナーの「パパベアチェア」(一番右側)は、私の体型にぴったり。とても座り心地がよかった。本物に座る機会は滅多にないので貴重な体験でした。展示数は少なかったですが、ヤコブセンのテキスタイルもいいですね。

「デンマーク・デザイン」展。



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「デンマーク・デザイン」展。





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