「一人ぼっちでも大丈夫? 友達ゼロの人の結末」。これは、明治大学・諸富祥彦教授の「日経ウーマン・オンライン」(6月17日)のコラム・タイトル。ずいぶんストレートなタイトルだなぁ、そう思いながらクリックしたのは、自分もどこかに「そちら側?」という感覚があるからかもしれません。 SNS全盛、「絆」第一の時代に、ともだちが少ないと、どうなってしまうというのか。怖いものみたさで確かめてみようかと…。

恐るおそる読みはじめてみたところ、諸富祥彦教授の伝えたかったことは「一人の時間を過ごせる力、言いかえれば孤独力は、現代を生きるための必須能力」「孤独力を持った人は、人生を充実させる上でアドバンテージを持っている」ということ。“一人ぼっち“を肯定する内容でした。

とはいえ、「嫌い」と「寂しさ」を選択するとき、私たちの多くは「嫌い」を選んでしまいがち。「不満」と「不安」では「不満」を選択して、自分の成長の機会を逃してしまう。一人で歩くときの不安よりも、自分の本性に目をつむり、周囲にとってよき人になってしまう。なかなか難しい。

こちらは、人生の終盤に充実した独居生活を送っている先輩たち(編集者・都築響一氏の著書『独居老人スタイル』筑摩書房)。漫画家、スナックのママ、流し、映画館のお掃除婦、居酒屋主人などなど。ひとり暮らしの毎日を楽しみながら元気に暮らしている先輩たちに、「こんな結末ならありかも」と勇気づけられます。

「嫌い」と「寂しさ」、「不満」と「不安」どちらを選ぶ?


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